バリュークリエイーション、KDDI系との架空取引で売上高16億円を過大計上
2026.5.11

バリュークリエーションは、KDDI傘下のジー・プランを中心とした企業群との間で、多額の架空循環取引が行われていたことを公表しました。外部有識者による特別委員会の調査報告書によると、2019年2月期から8年間にわたる架空取引の入金額は累計999億円に上り、そのうち16億円が同社の売上高として過大に計上されていたことが認定されました。
一連の取引は、ジー・プランからネット広告案件を受注し、指定された先へ発注して資金を受け流すことで手数料を得る形態でした。同社は取引開始時、ジー・プランの担当者から実務を伴わない書類の授受や、支払いを先行させるキャッシュフローの負担を依頼されていました。担当役員を含む2名で業務に対応していましたが、2023年の東証グロース市場への上場前後を含め、昨年11月に取引が停止するまで架空取引であるとの認識はなかったとしています。
特別委員会は、同社に共謀関係はなく不正の認識もなかったと結論付けていますが、実在しない売上高が長期間計上され、主幹事証券や監査法人もこれを見抜けなかった形です。
同社は今後、会計監査人と協議の上で影響額を確定し、過年度の有価証券報告書を訂正します。また、延期している2026年2月期の単独決算も速やかに開示する予定です。今回の事態を受け、経営責任として新谷晃人社長の月額報酬を65%、大坂谷優介取締役を56%、それぞれ12カ月間減額します。











