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DAC、広告の露出機会を効率的に増大させる広告配信システムに関する特許を取得

2015.3.10

 このたび、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:矢嶋弘毅、以下 DAC)は、オンライン広告の表示状態を自動的に検出することにより、ウェブページ上でスクロールによって同一の広告枠が表示されるたびに、新たな広告を表示する広告配信システムを独自に開発し、特許を取得いたしました。

 

◆ 広告配信システムに関する特許の概要と特長

 本広告配信システムは、オンライン広告の表示状態を検出し、SSP(サプライ・サイド・プラットフォーム)やアドサーバを通じて、同じページ内でも広告枠が表示されるごとに新たな広告の配信を行うシステムです。

 これまでのディスプレイ広告は、ウェブページが1回表示されるごとに課金されてきましたが、このシステムを導入することで、同一ページ内の広告枠でも広告枠が表示されるごとにRTB(リアル・タイム・ビッディング)による入札(SSP経由の場合)、もしくは広告表示リクエスト(アドサーバー経由の場合)が行われ、広告の表示1回につき、課金が行われます。

媒体社のメリット

広告枠の表示を基準に広告課金が行われるため、媒体社は同じページ内でも新たな広告が表示されるたびに広告収入をあげることができます。ユーザーにフレッシュな広告体験を提供し続けることができるため、ユーザーの滞在時間やCTRの伸長が見込めます。

広告主のメリット

ユーザーが閲覧した広告枠のみに課金(CPM、CPV等の課金モデルの場合)が行われるため、広告予算のロスを防ぎ、効率的に広告予算を最適化できます。

ユーザーのメリット

ユーザーは同じウェブページ内に滞在しながら、広告枠を表示するたびに新たな広告体験を得ることが可能です。

 

 DACが行ったテスト配信では、通常の広告表示方式と比較した場合、約2倍のeCPM(effective Cost Per Mill)、約3倍のCTRを獲得することが確認されました。

 この広告配信システムを、アドサーバ「FlexOne®(※1)」および連結子会社の株式会社プラットフォーム・ワンが運営するSSP「YIELDONE®(※2)」に導入し、媒体社への提供をいたします。また、DMP「AudienceOne®(※3)」が提供する「Viewable Impression Analysis(※4)」の併用を推奨し、更なる広告配信の最適化に貢献してまいります。

 DACは今回特許を取得した技術を用いて、媒体社の収益向上と、広告主と生活者のより効果的な広告接触機会の創出のため、魅力ある広告商品づくりに取り組んでまいります。

 

 

(※1)   媒体社の効率的な広告運用と安定的な収益拡大をサポートするDACが独自に開発した新統合型プラットフォームです。アドサーバの機能を基軸にさまざまな広告配信機能を有し、各種広告フォーマットにも対応しています。

(※2)   ㈱プラットフォーム・ワンが運営する日本最大級のサプライ・サイド・プラットフォームです。PC、スマートデバイスにも対応し、アプリ・スマートフォンサイト運営者の広告収益の最大化をサポートします。

(※3)   月間約4億ユニークブラウザのデータを活用し、マーケティング施策に活用できるデータ・マネジメント・プラットフォームです。広告出稿時のデータ、webサイト、ソーシャル、CRMのデータなどを収集し、様々な用途に応じて利用する事が可能です。

(※4)   バナー広告において、広告クリエイティブの50%以上の面積が1秒以上露出した広告インプレッションを「Viewable Impression」とし、その表示面積と時間を計測する機能です。


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