モバイル広告のモーションビート、2億5千万円赤字へ転落 ― 通期業績予想
2012.10.10
モーションビート(2497、マザーズ)は9日、2013年3月期(4-3月)の当期純利益を当初予想の5億4,500万円から△2億5,000へ下方修正した。
フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が進む中、これまでの取り扱っていたフィーチャーフォン向け広告が激減したほか、保有する上場株の株価が下落。売上、利益共に当初予想を大幅に下回った。
一方、同社では、モバイル広告市場は現在、フィーチャーフォンからスマートフォンへシフトする変遷期と見ており、同領域での新たな広告手法のRTB(Real Time Bidding)を始めるなど先行投資を積極化。売上も順調に伸びており、2012年7月以降スマートフォン売上がフィーチャーフォンを超えた。
今後はスマートフォン広告市場でのリーディングポジション獲得を目指していく。