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英紙デイリー・テレグラフの親会社、売却先を検討へ

daily telegraph

英紙ガーディアンらは、英紙デイリー・テレグラフとサンデー・テレグラフを運営する親会社が身売り先を検討していると報じました。デイリー・テレグラフは、1855年に創刊されたイギリスの一般紙サイズの新聞で、オンライン上ではザ・テレグラフとして配信されています。サンデー・テレグラフは、姉妹紙にあたり1961年に創刊。主に右派寄りの新聞社として知られています。

売却先を検討することになった理由としては、デイリー・テレグラフとサンデー・テレグラフを保有するバークレイ家に対するおよそ10億ポンドの未払い債務を巡る争いとしています。

2004年、双子のデビッドとフレデリック・バークレイ兄弟はデイリー・テレグラフとサンデー・テレグラフの親会社であるテレグラフ・メディア・グループ(TMG)を6億6500万ポンドで購入しました。その後、テレグラフは経営を改善し、購読ベースを75万人以上に増やすことに注力し、最近ではチェルシー・マガジン・カンパニーを買収するなど、事業拡大に転じ、昨年は約3,000万ポンドの利益を上げたと報告されています。

入札の候補者には、デイリー・メールなどの英ライバル紙やアクセル・スプリンガー(独)などの他国の新聞社、またヘッジファンドやサウジアラビアの王族なども上がっているとのことです。


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