フジHDのサンケイビル系列社、不動産投資信託を約584億円で同業に売却
2026.1.6

フジ・メディア・ホールディングス傘下のサンケイビルの系列のサンケイリアルエステート投資法人が、同業のTiger投資事業有限責任組合およびLion投資事業有限責任組合による同投資法人の投資口に対する公開買付け(TOB)に賛同の意見を表明し、投資主に応募を推奨することを決議しました 。買付価格は1口あたり12万5000円で、買付代金は総額約583億8737万円にのぼります
公開買付者は、トーセイ株式会社とシンガポール政府系投資ファンドGICの関連会社が出資する投資事業有限責任組合です。本日現在、公開買付者らは対象者の投資口を所有していませんが、本公開買付けおよびその後のスクイーズアウト手続きを通じて全投資口を取得し、同投資法人を非公開化することを目指しています。
今回の非公開化の目的は、J-REIT市場の構造的な制約を解消し、中長期的な視点で物件の価値向上を図ることです 。市場全体が上昇基調にある日本の不動産市況に対し、同投資法人の投資口価格が純資産価値(NAV)を下回る状況が続いていました。非公開化後は、一時的な収益減を伴う大規模改修や賃料交渉、ポートフォリオの再構築(リストラクチャリング)などを柔軟に実行し、資産価値の最大化を推進する方針です。
サンケイリアルエステート投資法人は、サンケイビル傘下の資産運用会社が2018年に設立。東京都内のオフィスビルを軸に評価額で約950億円相当の不動産を運用。19年には東証REIT市場にも上場。











