アドウェイズ、24年12月期上期決算は減収減益 営業利益は前同比で9割減
アドウェイズは、24年12月期上期決算を発表しました。減収減益となり営業利益は前同比で9割減となる厳しい結果となりました。
決算概要
売上高は6,393,588千円(前年同期比6.6%減)となりました。売上高の減少に加え、新卒が入社したことによる人件費の増加等により、営業利益は減少し53,673千円(前年同期比91.5%減)となりました。経常利益は、持分法による投資利益等を計上したものの、営業利益が減少したことにより257,772千円(前年同期比67.9%減)となりました。税金等調整前中間純利益は、投資有価証券売却益及び関係会社株式売却益等を計上したものの、投資有価証券評価損等を計上したこと、及び経常利益が減少したことにより537,134千円(前年同期比50.3%減)となりました。上記の結果、法人税等を計上したことにより、親会社株主に帰属する中間純利益は178,449千円(前年同期比74.1%減)となりました。
①アドプラットフォーム事業
アドプラットフォーム事業は、スマートフォン向け広告サービス「AppDriver」及び「UNICORN」、モバイル向けアフィリエイト広告サービス「Smart-C」、PC向けアフィリエイト広告サービス「JANet」等、当社グループのアドプラットフォームを用いたインターネット広告の販売、及び運用を行っております。当中間連結会計期間においては、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」におけるブランド広告の需要が増加いたしましたが、「AppDriver」「Smart-C」などの自社プロダクトを用いた広告需要が減少いたしました。これらの結果、アドプラットフォーム事業の売上高は、1,961,234千円(5.2%減)、セグメント利益は236,336千円(71.6%減)となりました。
②エージェンシー事業
エージェンシー事業は、アプリ・ウェブの包括的マーケティング支援のため、アドプラットフォーム事業で提供している当社グループのアドプラットフォームを用いたインターネット広告に限らず、広告商品及び付随するサービスの代理販売を行っております。
当中間連結会計期間においては、国内ではマンガアプリを提供する広告主(クライアント)の予算拡大に伴う広告需要が増加したものの、ゲームアプリを提供する大型の広告主(クライアント)において新規ゲームのリリース数が減少したこと、決済サービスアプリを提供する広告主(クライアント)において広告予算が縮小したこと等により広告の需要が減少しました。
海外においては、台湾におけるブランド広告の需要が増加したものの、中国のゲームアプリを提供する広告主(クライアント)からの日本国内及び台湾に向けた広告配信が減少いたしました。これらの結果、エージェンシー事業の売上高は3,734,332千円(前年同期比6.4%減)となりました。しかしながら、販売費及び一般管理費を抑制したことによりセグメント利益は773,720千円(前年同期比0.1%増)となりました。
③その他
その他は、士業向けのポータルサイトの運営や、インフルエンサーマーケティングの企画運営、サウナの運営事業等の新規事業等により構成されています。
当中間連結会計期間においては、インフルエンサーマーケティングの企画運営、サウナの運営事業では売上高が増加したものの、士業向けのポータルサイト、生活雑貨の販売事業などでの売上高が減少したため、売上高は698,021千円(前年同期比11.2%減)となりました。しかしながら、販売費及び一般管理費を抑制したことによりセグメント利益は159,039千円(前年同期比158.3%増)となりました。