サイバーエージェント、セブン・カードサービスと広告メディアの商品開発・広告販売で協業開始
サイバーエージェントのインターネット広告事業本部と子会社の株式会社CASM」は、セブン&アイグループの決済サービス事業会社である株式会社セブン・カードサービと基本合意書を締結し、同社のクレジットカード会員に向けた広告メディア事業について協業を開始しました。
金融市場においては、銀行法の改正による銀行業務の高度化の一環として、銀行の「データ・分析・マーケティング」業務への参入が認められたことに加え、クレジットカード各社によるクレジットカードデータを活用した広告メディア開発の増加により、金融データの広告活用が加速しています。あらゆる産業でデータの広告活用が普及する中、金融データは生活者の日常生活と密接に関係しており、また消費者視点において情報発信者の信用度が高いことから広告活用においても極めて高価値なデータとして捉えられています。
金融データを活用した広告事業全般の開発支援および金融メディアの窓口を担う金融データマーケティング局において、クレディセゾンとのクレジットカード会員向け広告事業の開発・運営経験のもと協業先の事業運営サポートを行うCASMとともに、金融事業者や金融機関との新たなパートナーシップの拡大および、既存パートナーシップの強化を図っております。
本協業の取り組みについて
nanacoポイントがたまるクレジットカード「セブンカード・プラス」の発行と運営を行うセブン・カードサービスとの協業により、セブン・カードサービスを事業主体とした会員向け広告メディア事業を開始し、当社とCASMは商品開発や広告販売における支援を行います。
セブン・カードサービスが保有するクレジットカード会員基盤と、当社の強みであるインターネット広告をはじめとした広告のナレッジ・ノウハウ、CASMが強みとする金融データの広告領域への活用ノウハウを掛け合わせることで、クレジットカード会員の趣味嗜好に寄り添った情報提供を行い、会員の満足度向上を図ってまいります。
なお、開発・提供を開始した広告商品は、①広告主企業1社単独型のEメールと、②紙のダイレクトメールで、両商品ともにクレジットカード会員の趣味嗜好に寄り添ったセグメント配信が可能です。また、クレジットカードの属性データと決済データをかけ合わせたターゲティングが可能となります。
開発した本商品の販売を通じて、より広告効果が高く、高精度な広告商品へブラッシュアップを図るとともに、セブン・カードサービスのデジタル領域における新たな広告商品の開発に着手してまいります。