信濃毎日新聞、フューチャーアーキテクトと記事編集に特化した生成AIモデルの研究開発
2024.12.10
長野を拠点にする信濃毎日新聞は、フューチャーアーキテクトと共同で、メディアコンテンツ編集に特化した生成AIモデルの研究開発を開始しました。今回の共同開発は、メディア業界における省力化とコンテンツの品質向上を目指すための取り組みです。実証実験後に、フューチャーアーキテクトが提供するコンテンツ管理システム「GlyphFeeds」への実装を目指しています。
「GlyphFeeds」は、フューチャーアーキテクトが開発をした迅速に記事を作成することに重点を置くクラウド型CMSです。紙とデジタル双方に対応可能で、提供を開始した2018年から新聞社への導入が進み、省力化だけでなくサービスの進化やコンテンツ価値の最大化に貢献しています。
信濃毎日新聞は、紙とデジタルの一体運営や記者の働き方改革を目的に「GlyphFeeds」を導入し、共同で生成AIモデルの開発を推進します。2024年12月から実証実験に向けた開発を開始し、有効性を確認した後に「GlyphFeeds」へ実装し、広くメディア業界で活用されるサービスへ発展させる計画です。
「GlyphFeeds」は、拡張性を備えたマイクロサービスアーキテクチャの採用により、生成AIを含め多様なサービスと容易に連携が可能で、変化への対応力を持つのが特徴です。コンテンツ編集業務用の新たなAIモデルは、「掲載媒体に合う見出し生成」や「検索用タグ生成」、「文脈を考慮した間違い箇所の指摘や過去記事との整合性チェック」などでの活用を見込んでいます。