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日本BS放送、2025年8月期1Qは減収増益 番組費用の反動減などで

2025.1.9

bs11
BS11を運営する日本BS放送は2025年8月期1Qの決算を発表しました。売上高は 2,892,748千円(前年同期比 2.1%減少)となりました。営業利益は 545,176千円(前年同期比 44.4%増加)、経常利益は 549,275千円(前年同期比 45.0%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は 365,353千円(前年同期比 47.1%増加)となりました。

[放送事業収入]
放送事業収入は、2,573,323千円(前年同期比0.9%減少)となりました。タイム収入は、ショッピング枠の売上が好調に推移いたしましたが、前年同期に放送していた持込番組の終了等の反動減により、前年同期比微減での着地となりました。一方、スポット収入は、前々期より続いている通販市況の低迷において回復の兆しが見られましたが、前年同期比減収となりました。番組施策として、季節の花の魅力やガーデニングの実践テクニックを紹介する『黒谷、お庭つくります』、女子ソフトボールリーグの王者が決まる『JD.LEAGUE2024 ダイヤモンドシリーズ』のセミファイナルとファイナル、アメリカ大統領選挙に密着した『SPF News Commentary 定点観測アメリカ大統領選』等の特別番組をはじめ、10月改編より放送開始した大人の歌謡&トーク番組『鶴瓶のええ歌やなぁ』や、レギュラー番組『報道ライブ インサイドOUT』、『大人のバイク時間 MOTORISE』、『諸見里しのぶ 実践 ゴルフテク!』等が好評で、売上に寄与いたしました。

また、『京都紅葉生中継2024~今昔の文人が愛した絶景~』や『おいでよ和歌山 梅の魅力を探す旅 -みなべ町・田辺市編-』、『サイクリングにっぽん 宮城県 仙南地域』等、他の放送局や地方自治体と連携し、地域の魅力をお届けする番組も多数制作いたしました。

更に、「ANIME+」枠では製作委員会参画作品を含むアニメ関連番組を毎クール約40タイトル放送しており、エンターテインメント情報番組『アニゲー☆イレブン!』、アニメソング番組『Anison Days』、声優応援バラエティ『あんた売れないわよ!』、2.5次元俳優のトークバラエティ番組『植田鳥越 口は〇〇のもとTVSeason3』等、多彩なラインアップで幅広いファンのニーズにお応えできるよう、様々な切り口でアニメ関連番組を放送いたしました。日中帯を中心とするドラマ枠では、『星漢燦爛<せいかんさんらん>』や『熱血弁護士 パク・テヨン ~飛べ、小川の竜~』、『名探偵ポワロ』、『深夜食堂 3』等、様々なジャンルのコンテンツを編成いたしました。

[その他事業収入]
その他事業収入は、319,424千円(前年同期比11.0%減少)となりました。配信コンテンツのラインアップを強化・拡充したことにより、配信事業収入が好調となったほか、「太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選Presents『太田和彦×角野卓造 いい酒いい話』」のチケット収入や物販収入といったイベント事業収入も売上に寄与いたしました。一方、アニメ製作委員会からの出資配当収入では、話題の大型タイトルが複数あった前年同期からの反動減が見られるなどし、その他事業収入全体で、前年同期比減収となりました。

[費用]
費用面では、前年同期に放送していた番組にかかる費用の反動減が見られたほか、2023年4月に実施したスタジオ設備更新にかかる減価償却費の負担が軽減する等、原価部門を中心に費用減となりました。


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