ぐるなび、基準未達でプライム市場維持を断念 スタンダード市場へ事実上の降格
2025.11.5

ぐるなびは2025年11月5日、東京証券取引所のプライム市場の上場維持基準を満たす見込みが立たないとして、2023年6月から進めていた「上場維持基準の適合に向けた計画書」を撤回すると発表しました。これに伴い、スタンダード市場への市場区分変更が承認され、2025年11月12日をもって同市場へ移行します 。事実上の「降格」となります。
同社は計画に基づき、コロナ禍以降の赤字フェーズから脱却し、2025年3月期には5期ぶりとなる黒字転換を果たしていました。しかし、プライム市場の維持基準の一つである「流通株式時価総額」が依然として基準に適合しておらず、2026年3月末の改善期間満了までの達成は困難であると自ら判断しました。
ぐるなびは「スタンダード市場に移行した後も、中長期的な企業価値の向上に取り組み、再びプライム市場に挑戦することを目指す」としていますが 、まずはスタンダード市場での立て直しを余儀なくされる形となりました。









