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サイバーエージェント、「Aerospike」を採用しアドテクノロジー事業のデータ基盤を強化 

2016.1.27

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード 4751)は、アドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオにおいて、米Aerospike社(本社:カリフォルニア州、CEO:John Dillon)が提供するミドルウェア「Aerospike(エアロスパイク)」を、提供する広告プロダクトのデータ基盤に採用いたしました。

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アドテクスタジオは、サイバーエージェントグループのアドテクノロジー分野における各サービスの開発を行うエンジニアの横断組織です。2013年10月1日に設立し、現在では7つの子会社を包括し、計215名のエンジニアによって、RTB広告やDSP、DMPなど20以上のサービスを提供しております。

大規模なデータを瞬時に分析するアドテクノロジーのデータ基盤において、データレスポンスの速さや永続的に安定したデータベースが重要となっております。このたびアドテクスタジオでは、提供する広告プロダクトのデータ基盤として、ミリセック(1/1000秒)単位という高速なデータ処理を安定的に行う「Aerospike」を採用することで、アドテクノロジー事業におけるデータ基盤を強化してまいります。「Aerospike」を採用することで、大規模なデータを、柔軟かつ高速に分析することが可能になり、より効果の高い広告プロダクトの開発を目指します。なお、このたびの「Aerospike」採用は、一企業の採用として国内最大のクラスター数、ノード数、データ量となっております(※1)。

今後、アドテクスタジオでは、「Aerospike」の技術検証や新規機能の開発・導入など、Aerospike社との共同研究に努めてまいります。

■「Aerospike」とは
「Aerospike」は、大規模な双方向型リアルタイムWebシステムやモバイル・サービスのためのインメモリNoSQLデータベース(※2)です。分散キャッシング(※3)、RTB(リアルタイムビッディング)、セッション管理、リアルタイム解析等、高速かつ安定したデータ処理が要求されるアプリケーションに数多くの実績を有しています。フラッシュメモリ(SSD)(※4)をネイティブに利用することにより、99%以上の処理を0.001秒以下という速さで処理し、一秒あたり平均100万トランザクションを実現する高パフォーマンスなど、強力なACID整合性(※5)と高い信頼性を誇っています。

※1 2015年12月末時点
※2 リレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) 以外のデータベース管理システム。固定されたスキーマに縛られない、スケーラビリティが確保しやすいなどの特徴があります。
※3 使用頻度の高いデータをメモリ内に保持しておくことで、ハードディスクにデータを置いた場合よりも処理を高速化すること。
※4 ソリッドステートドライブの略で、記憶装置として半導体素子メモリを用いた、ストレージとして扱うことのできるデバイス。
※5 トランザクション処理の信頼性を保証するために求められる原子性(atomicity)、一貫性(consistency)、独立性(isolation)、永続性(durability)を表します。


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