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富士通とMarketo、マーケティングオートメーション事業で協業

2017.1.16

富士通とMarketo

当社は、マーケティング専業のエンゲージメントマーケティングプラットフォームを開発・提供する会社として世界最大手の米Marketo,Inc.(本社:米国・カリフォルニア州サンマテオ、CEO:Steve Lucas、以下 Marketo(マルケト)社)と協業し、同社のマーケティングオートメーションプラットフォームについて、導入支援コンサルティングサービスを1月13日より提供開始します。


今回の協業により、当社は、Marketo社が開発しているエンゲージメントマーケティングプラットフォーム「Marketo」の導入支援コンサルティングサービスを提供するとともに、当社のデジタルマーケティングに関する製品・ソリューション体系「FUJITSU Digital Marketing Platform CX360」(以下、「CX360」)内のビジネスマネジメントプラットフォームと「Marketo」とを連携させる新機能を開発し、高度なセグメンテーションに基づく「Marketo」でのメール、Webパーソナライズ、広告連携などの機能を活用した施策実行と各種マーケティング施策を組み合わせた効果測定の一元管理を実現します。これにより、企業は煩雑なマーケティング活動を統合、効率化、最適化することができ、顧客のライフタイムバリューを最大化するコミュニケーションが可能となります。

当社は、今後も「CX360」を強化し、顧客一人ひとりに対して最適なマーケティングアプローチを実現するための企業のマーケティングイノベーションを強力に支援し、お客様の事業拡大に貢献していきます。

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/01/13.html

背景

昨今、日本国内では、顧客を取り巻くデジタルメディアの増加により、顧客の購買行動は著しく変化しています。例えば、顧客自らインターネット上で商品の情報収集を行い、営業がコンタクトする前に商品の購買対象をある程度絞り込むといった購買行動の変化に対し、マーケティングアプローチに成功している企業は少なく、まだ手探りの状況です。

当社では、顧客に対して最適なマーケティングアプローチを可能とするコンサルティングから施策実行までのサービス、それを支える製品・ソリューションを「CX360」として体系化しており、今回のMarketo社との協業により、MA(Marketing Automation)分野を強化します。

 

Marketo社との協業内容

  1. 導入支援コンサルティングサービスの提供Marketo社とサービスパートナー契約(注1)を締結し、当社で培った「Marketo」の導入から定着のノウハウやマーケティング、SIの実績を活用した「Marketo」の導入支援コンサルティングサービスとして提供します。
    • MA活用戦略の立案当社のマーケティングフレームワーク(注2)を通じて、データ分析に基づいたターゲット顧客、ターゲット商材・サービスの選定、カスタマージャーニーに基づくコンテンツ、チャネル選定を行うことで、MAの効果を最大限に引き出す戦略立案を支援します。また、CRM(Customer Relationship Management)やCMS(Content Management System)など複数ソリューションとMAを連携させたデジタルマーケティング全体設計を行います。
    • 「Marketo」の活用ノウハウに基づき、導入から定着までを支援当社は、2014年より、インターネットからWebブラウザやネットワークドライブで利用可能なファイル共有/保管サービス「FUJITSU Cloud Service クラウドファイルサーバー」などのSaaS商品に対して「Marketo」を活用し、見込み顧客情報の属性・行動に応じたシナリオ型プロモーションの自動化を行うなど、B2B領域でのマーケティング実践ノウハウを蓄積しました。今回、豊富なMA導入の経験を持ったスペシャリストが「Marketo」の導入から運用、定着までをトータルで支援します。

      また、富士通コミュニケーションサービス株式会社は、「Marketo」を導入したメールマーケティングのアウトソーシングサービスを提供しており、本サービスを通じて、同社の「Marketo」環境を活用し、トライアル専用環境の作成と戦術施策のテスト実行を行うことが可能です。本トライアル環境を利用することで、実際のMAを実施した場合の効果や課題などについて事前検証を行うことができます。

  2. 新機能開発当社は、Marketo社とテクノロジーパートナー契約(注3)を締結し、「Marketo」と当社の「CX360」の中で提供しているビジネスマネジメントプラットフォームを連携させた新機能を開発します。
    • マーケティングダッシュボード「Marketo」から取り込むデータに加えて、Adobe AnalyticsやGoogle AnalyticsなどのWebログ、Facebookやtwitterなどのソーシャルメディアのデータを組み合わせたマーケティングダッシュボードを「CX360」のビジネスマネジメントプラットフォーム上に実装することで、MA、Web、ソーシャルメディアなど複数のマーケティング施策の効果測定を一元管理することができます。
    • データ連携機能「CX360」のビジネスマネジメントプラットフォームでの分析結果を、「Marketo」に自動連携させる仕組みを構築します。これにより、複数のデータソースを活用してビジネスマネジメントプラットフォームで、顧客行動パターンに基づく顧客のセグメンテーション情報が生成され、分析によるタイムリーな施策を「Marketo」より実行可能となります。

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