共同通信社、創立以来初の赤字予算 21.6億円の最終赤字
2026.3.25

共同通信社は2026年度予算をまとめました。収入総額は373.69億円で前期比7.05%減、費用総額は395.09億円で前期比1.84%減となりました。この結果、営業損益にあたる収支は21.40億円の赤字(前期は収支均衡)となり、純損益も21.60億円の赤字(前期はシステム共有化を除き収支均衡)を見込んでいます。経常損益についても、電通グループ株の配当収入がなくなることなどから、厳しい内容となりました。
今回の赤字予算の主な要因は、加盟社からの社費収入の減少に加え、保有する電通グループ株が無配の見通しとなったことです。これまで同社の財政を支えてきた配当収入が途絶えることが大きな打撃となり、1945年の創立以来、初めて収支均衡を維持できない予算編成を余儀なくされました。
円安や物価高によって費用増大の圧力が強まる中、同社は組織のスリム化と経費削減を徹底する方針です。具体的な施策として、ハイヤーの台数削減や効率的な運用、タクシー利用の適正化を継続します。また、取材費の一律7.5%カットを継続するほか、AIを活用した間接部門の業務効率化やペーパーレス化を推進し、聖域なきコスト削減に取り組むことで、持続可能な組織体制の構築を目指します。







