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フラーのApp Ape、新指標「リテンション分析」提供開始

2020.4.6

App ape

フラー株式会社(本社:千葉県柏市、代表取締役:渋谷 修太・櫻井 裕基、以下「フラー」)は、アプリ分析ツール「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するモバイルデータを活用し、アプリをインストールした後の「リテンション率(継続率)」を推計する新機能「リテンション分析」を公開しました。

リリース後も使い続けられるアプリを測る指標、「リテンション分析」

 アプリはインストールされてからがスタートです。ユーザーの理解や熱中度を測る一つの指標である「リテンション率」は通常自社のアプリのみ把握できるものですが、今回、フラーはApp Apeで蓄積するスマホのビッグデータを解析し、さまざまなアプリのリテンション率を独自に推計する方法を開発。ユーザーからの評価をデータに反映することでより多くの方に使われる指標の創出を目指そうと、BETA版として「リテンション分析」機能を公開いたしました。
 「リテンション分析」は、以前から一部のデータをApp Ape Alphaで公開しておりましたが、今回BATE版として公開されるにあたり、最大3ヶ月間のアプリのリテンション率をカテゴリ別や性年代別、日ごと、週ごと、月ごとなどの詳細な条件設定が可能な形でご提供いたします。

<リテンション分析特徴>

2種類のユーザータイプを元にしたデータ
 下記の2種類のタイプのデータで、リテンション率のデータを表示しております。

①インストールベース
対象期間内に、アプリを新規インストールしたユーザーを元にしたデータ
※インストール後、アプリ起動をしないユーザーがいるため、初日、初週、初月の数値は100%にならない場合があります。機種変更時のインストールや、リワードなどのリテンション悪化要因を加味した分析が可能になります。
②インストール&起動ベース
対象期間内に、アプリを新規インストール後、起動したユーザーを元にしたデータ
※アプリをインストールして起動した初日、初週、初月の数値は必ず100%になります。対象期間中に、アプリをインストールして、1度も起動しなかったユーザーはデータの対象になりません。初回起動ユーザーを元に分析しますので、アプリの品質を比較するのにより良いデータとなります。

カテゴリ別、性年代別などの詳細条件を設定可能
 GooglePlayのカテゴリ毎にアプリを分類したリテンション率を表示可能です。カテゴリごとの傾向や、同じカテゴリ内のアプリの比較が見えやすくなります。また、対象期間を月間のデータに設定することで、各アプリの詳細画面で性年代別のデータをみることもでき、ユーザー毎の定着度合いがひと目でわかります。

毎日データを更新
 常に最新のデータを見ることができますので、他社のサービスが行った施策の効果を素早く把握することが可能です。

<「リテンション率」のデータをご紹介>

ゲームアプリが見るべきは、翌日と翌週起動率
 ゲームアプリにとって重要なのは、初回起動時にいかに面白さを伝え、翌日の起動を生むかということと、定着させ、1週間後も遊ばれるかということです。インストール&起動ベースのリテンション率(2020年1月)の傾向を見ると、初回起動翌日の起動率が高いのは、遊び方が明確な「ドラクエウォーク」や「ペンギンの島」などのタイトルでした。インストール翌週の起動率が高いのは、「ポケモンGo」、「ドラクエウォーク」などの習慣化されやすいアプリや、「ドッカンバトル」、「プロ野球スピリッツ」などのランキング常連のタイトルが高い傾向にありました。

モバイル決済やSNSのリテンション率は?
 キャンペーン後の定着化が成功の鍵を握るQR決済アプリの中では、ファミペイアプリが初回起動翌週も60%以上のユーザーが残っており、他の決済アプリよりも継続率が高いです。コンビニというシンプルな利用シーンの訴求が継続率に寄与しているのかもしれません。
 また、SNSを比較すると、TwitterがInstagramやFacebookなどの他のSNSよりも継続率が高く、ユーザーが定着しやすいサービスであることがわかります。

BETA版に関しまして
 弊社開発メンバーは、App Ape利用者様のお役に立てるよう新機能の開発や既存機能の改善を日々行っています。その中で、利用者様に少しでも早くお試しいただきたい機能をBETA版として提供しており、その観点から必須の機能になると思われるリテンション分析機能をいち早くお届けしようと今回のリリースに至りました。
 今後、利用者様のご意見を基に、データの精度や使い勝手のさらなる向上を図り、より多くの皆様に価値を提供してまいります。

App Apeとは?アプリユーザーを最も理解できるサービス
 App Ape(アップ・エイプ)は、スマホアプリの実利用データを提供する、国内No.1*のアプリ分析サービスです。(*Fastask調べ)
 テレビにおける視聴率情報のスマホ版のような位置付けで、どのアプリがいつ・誰に・どのくらい使われているかといったデータをご覧いただけます。データは国内のみならず、世界7カ国に対応しております。
 スマホアプリの実利用データに加え、ストア情報や属性情報など横断的なデータを提供しており、市場・競合調査を始めとするアプリの企画・マーケティングに 幅広くご利用いただけます。
アプリ開発会社や広告代理店・金融機関など、アプリに関わる法人・個人様にご活用いただいており、これまでに国内外5,000社以上の企業・団体様にご利用いただいております。


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