サイバーエージェントのAIR TRACK、業種を考慮した高精度な来店予測を実現
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)は、AI事業本部の小売DXセンターにおいて、O2O販促プラットフォーム「AIR TRACK」のAI予測エンジン「AIR TRACK AI」のアップデートを行い、業種別でのユーザーの来店頻度の違いを考慮した来店予測モデルを追加いたしました。これにより、来訪効率はアップデート前に比べ最大200%となり、来店単価の大幅削減を実現します。
昨今、人々の購買行動はオンライン上の情報に大きく影響を受けており、小売店舗・メーカーではデジタルチラシを活用した販売促進が進んでおります。 「AIR TRACK」では、これまでもユーザーの来訪店舗や広告接触による来店率を加味したデジタルチラシを提供してまいりましたが、この度、よりユーザー毎に最適化されたデジタルチラシの実現に向けて、業種による来店頻度の違いを考慮した来店予測モデルをAI予測エンジン「AIR TRACK AI」に追加いたしました。
今回追加したのは、「スーパーマーケット」「総合スーパー」「ドラッグストア」「アパレル」「ファミレス」「家電量販店」の6業種における来店予測モデルです。 例えば、日用品及び食材・飲料を販売しているスーパーマーケットと、テレビ・パソコン・オーディオ機器などの家電製品を販売している家電量販店では、訪れるユーザーの来店頻度や行動傾向が異なります。このような業種別での来店者の行動傾向の違いを加味したモデルを追加することで、広告コンテンツに最適なAI予測モデルを自動で適用し、店舗への送客の最大化を図ります。
なお、本モデルを適用して配信したデジタルチラシでは、アップデート前の配信と比較して来訪効率がスーパーマーケットで約200%、家電量販店で約150%へと向上し、結果として来店単価の大幅な削減に繋がりました。
当社では、デジタル領域の知見を活かすことで小売業のDX推進を図るとともに、AIを活用したサービス提供により、デジタル販促の効果最大化および新しい顧客体験、店舗価値の創造に努めてまいります。
AIR TRACK AI とは
ユーザーの行動予測機能を搭載したAIエンジンです。ユーザーの来店店舗予測をはじめ、広告接触による来店率および来店購買率の推定などが可能となり、オンラインからの店舗送客を最大化するO2Oマーケティングを実現します。
関連リリース https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=23819