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日本テレビHD、10年ぶりとなる大規模なグループ会社再編を発表

2022.2.3

日本テレビHDは、「新しい成⻑戦略 (2020 年 11 月策定) 」 の中に盛り込んだ「グループ 会社の再編統合」の具体案としてグループ再編統合を発表しました。

このグループ再編統合の狙いは、グループ各社の経営効率を高め、グループ全体の総合力の底上げを図るものです。大規模なグループ再編は2012年の認定放送持株会社への移行以来10年ぶりで、これにより当社のグループ会社(関連会社を除く)は50社(連結子会社19社、非連結子会社31社)になる予定です。

(1)IT系子会社の再編

①ITプロデュースが4Castを吸収合併し、「日テレWands」に
日本テレビグループの基幹システムの開発・運用を担う株式会社日テレ IT プロデュース(以下「I プロ」)が、インターネット関連事業を中心に事業を展開している株式会社フォアキャスト・コミュニケーションズ(以下「4C」)を吸収合併して商号変更し、「株式会社日テレWands」が誕生します。Wands は「魔法の杖」を意味しています。

日本テレビグループは、開局 70 年となる 2023 年にデジタル領域事業の連結売上高 1,000 億円を目指しています。
本合併は、その目標実現のため、グループ内のIT 関連企業を再編することで、最大の課題である「IT エンジニアの確保」と「リソース・ノウハウの共有」を実現すること、および IT 関連企業の集約により安定した経営基盤を確保し、新たな事業に挑戦しやすい環境を整えることを意図しています。

②日本テレビが営放プロデュースを吸収合併
番組や CM の放送を支える基幹システムである営放システムの開発・保守運用を行う株式会社営放プロデュース(以下「営放プロ」)を日本テレビ放送網株式会社(以下「日テレ」)が吸収合併します。NNS 系列全体の基幹システムである営放システムは、2022 年 3 月をもって全 28 局への導入が完了する見込みとなっています。災害時の情報提供は、報道機関であるテレビ局の使命でもあり、営放システムの全局導入を機に、NNS系列のキー局である日テレが中心となり、ネットワーク局との密接な連携及び安定的かつ一体化した保守・運用を実現することで、どの地域で災害が発生しても系列全体の放送機能を堅持することを目的としています。

(2)制作系子会社2社を日テレ アックスオンの完全子会社化

番組の制作・編集所機能を持つ株式会社イカロス(以下「イカロス」)と、報道局を中心に人材派遣を行う株式会社フェイドイン(以下「フェイドイン」)を株式会社日テレ アックスオン(以下「アックスオン」)の完全子会社とします。

制作系子会社をアックスオンの傘下に集約することで、多様な業務に一元的、かつ俯瞰的に対応し、各社の強みを生かしながら事業の拡大を図ることを目的としています。

(3)バップによるバップ音楽出版の吸収合併

音楽・映像ソフト制作・販売会社の株式会社バップ(以下「バップ」)が、音楽著作権管理を行っている完全子会社の株式会社バップ音楽出版(以下「バップ音楽出版」)を吸収合併します。

著作権契約に関するルールの変更により、音楽著作権管理業務を別会社化する必要がなくなったため、経営強化と業務効率改善を目的として合併を実施するものです。

(4)日本テレビ放送網のVTuber事業を

分社化
日テレは、インターネット上で動くキャラクターを使い広告やイベントを行う VTuber 事業を分社化します。VTuber 事業は 2020 年度以降急成⻑しており、市場や事業の成⻑スピードに合わせた体制構築・事業の拡充を行います。

日本テレビHD グループ再編


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