日本テレビ、eスポーツイベント運営のJCG社を買収・子会社化
日本テレビ放送網株式会社(日本テレビ）は、eスポーツのイベント制作事業を展開し、オンライン大会プラットフォームを提供する株式会社JCG（ジェイシージー）の株式を取得し子会社化することを発表しました。
株式取得（子会社化）の背景
日本テレビは、地上波視聴率ナンバーワンという確固たる経営基盤の下、新規事業の創出にも取り組み、テレビの枠を超えた“国民の生活を豊かにする”コンテンツ・サービスの提供を推進しています。日本テレビグループの「中期経営計画 2022-2024」においても「新規ビジネス創出の加速」を掲げ、①社内インキュベーションからの新規事業確立と②新規事業領域への投資機会の追求に取り組んでいます。
日本テレビは 2018 年に社内インキュベーションからの新規事業として e スポーツ事業を立ち上げ、eスポーツ番組『eGG（エッグ）』の放送を開始するとともに、株式会社ポケモンとの共催による『ポケモンユナイト甲子園』などの様々な e スポーツ大会やイベントを手掛けてきました。また同年に e スポーツ専門子会社としてアックスエンターテインメント株式会社を設立し、プロ e スポーツチーム『AXIZ（アクシズ）』を運営してきたほか、2022 年には e スポーツとも馴染みの深い VTuber をはじめとするインフルエンサー事業への参入を目的として株式会社 ClaN Entertainment（以下、ClaN）を設立しました。
株式取得（子会社化）の目的
今回の日本テレビによる JCG の子会社化は、e スポーツ領域における大会・イベントビジネスの拡大の加速を目的とした戦略的投資です。日本最大級の e スポーツプロバイダーとして年間 1,000 回以上のe スポーツ大会開催実績を持つ JCG のゲームに関する専門性とノウハウ、独自の大会管理クラウドシステムや実況中継配信スタジオなどの強みと、放送局として長年にわたり様々なスポーツ大会やその放送を手掛けてきた日本テレビグループの強みを掛け合わせ、これまで以上にハイクオリティな e スポーツ大会・イベントを開催・制作します。
新たな共創体制の構築
また、日本テレビグループにおける新たな共創体制として、映像制作や技術を得意とする日テレ アックスオンや日テレ・テクニカル・リソーシズ、イベント運営や空間演出を得意とする日テレイベンツ、日本テレビアート、ムラヤマ、動画配信を得意とする Hulu、VTuber ネットワークを運営する ClaN などとも連携し、グループ全体での e スポーツへの取り組みを加速します。
