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デジタルホールディングス、22年12月期通期決算は予想をやや上振れ

デジタルHD

デジタルホールディングスの2022年12月期の連結業績は、営業損益が4億4700万円の赤字(前の期は109億2200万円の黒字)、経常損益が4億3900万円の赤字(前の期は146億6200万円の黒字)、純利益が同44.1%減の57億1900万円でした。

 主力事業を従来の顧客のプロモーション支援を中心としたマーケティング事業からデジタルシフト関連事業へ事業領域を拡大し、「2030年に企業価値1兆円」を達成することを目標としている。「選択と集中」の観点から、高成長を期待できるIX事業に対して、人的資源・金融資源の集中投下を行い、IX事業及びIX関連事業へ33億円を超える投資を実施。DX関連事業の売上成長率は前連結会計年度比421.9%増。広告事業の営業利益率は、2021年度において、2020年度の2.2%から4.2%に改善したが、継続してインターネット広告のオペレーション及びクリエイティブ業務プロセスを見直し、事業ポートフォリオ再編等を実施した結果4.5%となり、着実に収益性が改善している。

 デジタルシフト事業の第2四半期連結会計期間からソウルドアウト株式会社の連結子会社2社及び株式会社SIGNATEが連結子会社から外れたことにより、収益は12億9000万円(前年同期比16.4%減)、売上総利益は5億2300万円(前年同期比34.5%減)、営業損失2億1400万円(前年同期は営業損失1億6300万円)、EBIT△3億2200万円(前年同期は△2億2800万円)、EBITDA△1億8600万円(前年同期は△1億3600万円)。

 広告事業の収益24億1900万円(前年同期比28.3%減)、売上総利益20億9400万円(前年同期比28.5%減)、営業利益9億100万円(前年同期比5.6%減)、EBIT9億100万円(前年同期比4.5%減)、EBITDA9億4900万円(前年同期比8.4%減)となった。広告事業のソウルドアウト株式会社及びその連結子会社1社が連結子会社から外れた影響が大きく、収益93億5500万円(前連結会計年度比28.4%減)、売上総利益82億1300万円(前連結会計年度比27.7%減)、営業利益26億5800万円(前連結会計年度比17.5%減)、EBIT24億2600万円(前連結会計年度比22.9%減)、EBITDA26億8900万円(前連結会計年度比23.4%減)。

 金融投資事業の前年同期に営業投資有価証券として保有していた株式会社ジモティ一の株式を売却したことによる収益を計上していたため、収益は3億6400万円(前年同期比71.5%減)と減少、保有している営業投資有価証券の減損処理を行ったため、売上総損失6億9100万円(前年同期は売上総利益7億1100万円)、営業損失7億2800万円(前年同期は営業利益6億6100万円)、EBIT△7億1500万円(前年同期は6億3000万円)、EBITDA2億7600万円(前年同期比73.6%減)。

 2023年12月期の連結業績は、営業利益が0円、経常利益が0円を計画しています。


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