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サイバーエージェント、AIxクリエイティブの制作スタジオ「極 AIお台場スタジオ」をオープン

サイバーエージェント AI

サイバーエージェントは、AI・CGを活用した広告効果最大化の追求に特化したクリエイティブ制作スタジオ「極(きわみ)AIお台場スタジオ」をオープンしました

本スタジオはLEDウォールや4Dスキャンなど最先端設備を備えており、AIや3DCG、バーチャルプロダクションなど最先端技術を活用した広告クリエイティブの企画・制作を行う子会社 株式会社Cyber AI Productionsとの連携の元、スタジオのアセットおよびAIを活用して広告クリエイティブを制作する「極予測AI」(※1)を最大限活用することで、より効果的な広告クリエイティブの撮影から制作・納品まで、一気通貫で行ってまいります。
これにより、広告主企業のみなさまに対し、高い広告効果を実現するハイクオリティなクリエイティブ制作の提供を目指します。

■背景

近年、企業のマーケティング活動においてインターネット広告活用は欠かせなくなっており、中でも大半を占める運用型広告で効果を出し続けるためには、配信先に合わせた多種多様かつ大量の広告クリエイティブを短期間で制作し、迅速なクリエイティブ運用を行うことが重要です。

当社は2019年に「カムロ坂スタジオ」をオープンし、2020年には最先端の巨大LEDウォールとLED照明を常設する「LED STUDIO」(※2)を設置。最新技術を駆使したCG制作やバーチャル撮影を行うほか、さらに「極予測AI」の効果予測技術を用いて、効果が出るまでAIでリアルタイムに効果予測しながら動画や静止画など広告効果の高いクリエイティブ素材を撮影し続ける「極予測LED」(※3)を提供しております。
このように、これまでにない革新的な動画の撮影スタイルで、高い技術力を活かした新しいクリエイティブの価値提供に取り組んでおり、これらはダイレクトマーケティングに限らず、ブランド領域の広告においても活用が進んでおります。

このような背景の元、さらなる広告効果の向上を目指し、このたび国内最大規模のクリエイティブスタジオを東京・お台場に新設いたしました。

■スタジオの特徴

<LEDエリア>
<モーションコントロールカメラ>

3台構成のLEDエリアでは、国内最大級のシリンドリカル型LEDウォール(幅15m)を設置するほか、3面構成の xRスタジオや、0.84mmピッチの高精細かつ可動式のLEDウォールを常設し、最新技術による様々なバリエーションの撮影を可能にします。

LEDウォールを活用することで、ロケ地への移動時間の短縮や、天気、季節、ロケーションに限定されない撮影はもちろんのこと、現実では表現不可能な空間もCGで自由に作りだすことができるため、広告クリエイティブ表現の幅を飛躍的に拡張することができ、また被写体とカメラの動きにあわせてCG背景やLED照明をコントロールすることができるため、臨場感あふれる動画素材の撮影を効率よく実現します。

さらに、ゴーストフレーム技術による多重収録を用いることで、In Camera VFXとクロマキー背景など、2種類以上の映像を1テイクで同時収録することが可能となります。
また、モーションコントロールカメラ(Bolt Jr+)を採用することで、仮想スタジオとの完璧な同期および圧倒的なカメラワークのシステム制御を可能にし、広告効果改善のための再撮影やクオリティアップも容易となりました。

「極予測AI」を活用し広告効果を予測しながら効果の良い動画素材を大量に生成し、さらにスタジオに内包している収録室、編集室にて撮影後のナレーション収録から編集まで一気通貫した制作を実施いたします。

<3Dスキャン>
<モーションキャプチャシステム>

もう1つの大きな特徴として、著名人の「分身」となる公式デジタルツインの制作用撮影を行う3Dスキャンおよびモーションキャプチャシステムが挙げられます。
当社では2021年より、著名人の写実的な公式デジタルツインを制作・キャスティングするサービス「デジタルツインレーベル」を提供し、冨永愛さんをはじめ(※4)多数の高精細なデジタルツインを制作、さらに広告プロモーションなどへのCGキャスティングやデジタルツインを起用した企画立案などを手掛けてまいりました。

新スタジオでは、国内最大規模となる約180台のカメラでボディとフェイスを1度に撮影可能とする3Dスキャンシステムを搭載するほか、カメラやセンサーによって顔や身体、手の動きの特徴をとらえるモーションキャプチャシステムもスタジオ内に完備しております。
大量の人物データと当社の技術力により、これまで以上に高いクオリティ表現を目指してまいります。

<4Dスキャン>

今回新たにPixel Light Effects社製の4Dスキャンシステムを導入し、顔から首周りの映像制作と、生成AIなどの機械学習向けに高品質なボリュメトリックキャプチャが可能となりました。
当社のAI研究組織である「AI Lab」では、2022年よりNVIDIA(※5)と協業し、高品質なデジタルヒューマン開発の加速に向け、日本語発話の精度向上など日本市場ならではの研究に取り組んでおります。
今後は4Dスキャンシステムで新たに取得したデータを活用することで、さらなる生成AI技術の研究およびCG制作の効率化、映像制作技術の研究開発を進めるとともに、新たなビジネス機会の創出を目指してまいります。

■スタジオ活用による広告効果の最大化に向けて

本スタジオはCyber AI Productionsとの連携と共に、「AI Lab」や写実的な人体表現の生成実現の研究に取り組むCG研究専門組織「デジタルヒューマン研究センター」等とも連携を図り、「極予測AI」がもつ高い効果予測AIの技術と、高性能かつ高精細な設備・技術を搭載した本スタジオのアセットを掛け合わせることで、より効果的な広告クリエイティブ生成を目指し、広告主企業のみなさまの高い広告効果を追求してまいります。


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