マイクロアド、LiveRamp社RampIDの連携・取引を可能にする機能を独自で開発
マイクロアドの、媒体社の広告収益化プラットフォーム「MicroAd COMPASS」は、LiveRamp Japan株式会社が提供する、3rd Party Cookieに依存しないIDソリューション「RampID」の連携及び取引を可能にする機能を実装しました。
Header Bidding Solutionを介さず、RampIDの連携及び取引を可能にする機能の、媒体社の広告収益化プラットフォームへの実装を、マイクロアドが独自で開発いたしました。これにより、COMPASSを利用することで、RampIDの連携・取引が可能になり、Cookieに依存せず収益化を実現することができます。
■LiveRamp社が提供する「Authenticated Traffic Solution」と「RampID」について
LiveRampの「Authenticated Traffic Solution 以下、ATS」は、パブリッシャーがサードパーティのCookieやその他のサードパーティの識別子を使用することなく、ファーストパーティのユーザーデータと、LiveRampの匿名識別子であるRampIDを結びつけることを可能にするIDソリューションです。
「RampID」はプライバシーを重視し、顧客がどこにいてもより良い広告と測定を可能にします。LiveRampはすべてのパートナーにユニークなRampIDを作成し、データ漏洩、ユニバーサルトラッキング、断片化のリスクを軽減します。
■本機能による効果
これまで媒体社が、ATSを導入してRampIDを取得するためには、既存のHeader Bidding Solution(※)が実装されている必要がありました。そのため、Webサイトなどの環境や技術的な問題からHeader bidding Solutionを実装することができない一定数の媒体社においては、RampIDを取得することができませんでした。
媒体社のPost Cookieへの新たな対応として、COMPASSに本機能を実装することで、Header bidding Solutionを実装していない媒体社においても、RampIDの連携・取引が可能になりました。COMPASSのリクエストをHeader Bidding Solutionを介さずに、直接広告配信プラットフォームに送ることができます。
これにより、COMPASSを利用している媒体社は、Header Bidding Solutionの導入有無に限定されることなく、サードパーティCookieに依存しない収益化を実現することが可能になります。COMPASSに接続している広告配信プラットフォームは、サードパーティCookieの利用規制後もRampIDを活用したターゲティングと効果測定が可能になります。
そして媒体社に対して、今後もLiveRampのATSの導入・支援を継続的に行うことでRampIDの普及に努めてまいります。