eスポーツチーム「Revo」運営のスサノオ、破産へ 飲食店事業で資金難に
2024.6.20
eスポーツチーム「Revo」運営のスサノオは、24年4月末までに事業を停止し、事後処理を井弁護に一任し、自己破産申請の準備に入っていたことが判明しました。負債は推定で1億円。
対戦型格闘ゲーム大会におけるサイドトーナメントで優勝した経歴を持つ代表中野貴博氏が、2019年(平成31年)2月に設立。eスポーツを中心とするゲームイベントの企画・運営を手がけていました。
また、eスポーツチーム「SUSANOO GAMING8」(後に「Revo」へ改称)を運営し、業界では著名なトッププレイヤーが所属していたこともあって知名度が向上。動画や画像、WEB広告の制作や、飲食事業に関する販促グッズの製作、飲食店「レモホル酒場」の運営にも乗り出し、2023年1月期には年売上高約3億5000万円を計上していました。
しかし、2023年6月には大阪市北区にeスポーツ施設「8BIT(エイトビット)」をオープンするなど事業を拡大させていたものの、飲食店事業の運営に狂いが生じるなか、出店資金として調達した借入金の返済負担で資金繰りが悪化。金融機関から資金支援を受けてしのいでいたものの抜本的な再建が進まず、事業継続は困難と判断、今回の事態となりました。