TBSラジオ、CM無断差し替え問題で会長が辞任・社長は代表権返上と役員報酬返納
2024.9.4
TBSラジオは、営業担当者が広告主に無断でCMの内容を差し替えて放送していた問題で経営責任を明確にするため、三村孝成会長が30日付で辞任し、林慎太郎社長が10月1日付で代表権を返上すると発表しました。また、林慎太郎社長は10月から3カ月間役員報酬の一部を自主返納するとしています。担当の営業担当者は既に懲戒処分を受けているとのことです。
後任としては、BS―TBSの向山明生専務が10月1日付で代表権を持つ会長に就任するとのことです。
再発防止策については、「弁護士による提言等に基づき具体策を策定、取り組みを開始しました。営業担当者による不正の余地をなくすため、CM進行表、放送確認書の業務に営業担当者を関与させない体制づくりを徹底するとともに、社員教育の見直しなどを実施してまいります。これら再発防止策により、CM放送プロセスにおけるガバナンス強化、コンプライアンス徹底を図り信頼回復に努めてまいります」としています。