GameWith、25年5月期中間決算は減収で赤字転落 アプリゲーム市況の厳しさ受け
GameWithは、25年5月期中間決算を発表しました。売上高は1,670百万円(前年同期比9.9%減)、営業損失は174百万円(前年同期は営業利益120百万円)、経常損失は174百万円(前年同期は経常利益101百万円)、親会社株主に帰属する中間純損失は186百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純利益23百万円)となり、減収で赤字転落となりました。
モバイルゲーム市場の成長が以前と比較して鈍化していることや広告市況の悪化に伴い、当社グループのメディア事業の売上高が影響を受けたことが主な要因とのことです。セグメント別は以下の通りです。
メディア事業
大型タイトルのリリースが少なかったことによりPV数が減少したことや、広告市況の悪化によりPV単価も低下したことで、「メディア広告」による収益が影響を受けました。
「メディア広告」については、当社グループの主力事業にも関わらず成長性が低下していることが課題のため、リソースを投下し最優先で改善に取り組んでいる状況です。具体的には、攻略サイトの立上げ本数増加によるPV数増加とPV単価改善施策により再成長を目指しております。PV単価改善施策について、直近でユーザーデータをもとにした広告枠の最適化施策が良い結果を出しており、第3四半期以降は回復していくことを想定しております。「メディアソリューション」による収益については、モバイルゲームを中心として新作タイトルのリリースは減少傾向にあるなかで、売上高を維持できている状況です。
以上の結果、当セグメントの売上高は990百万円(前年同期比18.0%減)、営業利益は266百万円(同49.7%減)となりました。
eスポーツ事業
スポンサーの切り替えタイミングによる影響等により、前年同期比で売上高が減少しているものの、直近新規スポンサーの獲得が順調にできております。また、運営するeスポー
ツチームにおいて主力の「VALORANT部門」について、中国・成都で開催されたオフシーズン公認大会「VALORANT Radiant Asia Invitational」に国内チームから唯一参加し、新体制のチームで強豪を破り準優勝するなど好調であり、2025年1月から始まるアジアリーグでの活躍が期待できる状況です。チームの勝利が売上高向上につながるため、今後の成長も期待し、引き続き注力してまいります。
以上の結果、当セグメントの売上高は398百万円(前年同期比16.9%減)、営業損失は110百万円(前年同期は営業損失112百万円)となりました。
その他
4.5周年を迎えアプリの累計ダウンロード数が200万を超えるNFTゲーム「EGGRYPTO」について、2024年7月に実施した他社IPコラボイベントが好調だったため、売上高は前年同期比で大きく成長しました。光回線事業については、引き続き新規ユーザー獲得のためプロモーションを積極的に実施しており、順調に申込者数を獲得しております。
以上の結果、売上高は281百万円(前年同期比67.8%増)、営業損失は144百万円(前年同期は営業損失109百万円)となりました。