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GameWith、2024年通期予想の下方修正とeスポーツ関連で特損を発表

2024.4.10

gamewith
GameWithは、2024年通期予想の下方修正とeスポーツ関連で減損を発表しました。

修正の理由

当期の第2四半期以降、タイアップ広告において、スマホゲームの新作リリース本数及び広告費の減少といった外部環境の影響を受け、当初の想定よりも売上高が減少しており、その減少分をネットワーク広告の好調により補うような状況が続いておりました。しかしながら、PV あたりの広告単価が年明けから下落したため、ネットワーク広告の売上高にも影響があり、メディアセグメント全体における売上高及び利益が減少いたしました。その結果、売上高、営業利益、経常利益について、期初計画より下回る見込みとなりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、のれんに係る減損損失等を当期第3四半期に特別損失として計上したこと等により、期初計画より下回る見込みとなりました。その結果、上記の通り前回発表予想から下方修正することといたしました。

メディアセグメントにおける対策及び見通しといたしまして、広告単価については市況の影響を受けやすい領域ではあるものの、広告運用を徹底することで年明けを底に徐々に回復傾向にあります。PV 数については順調に推移しているため、ネットワーク広告については今後も堅調な売上を見込んでおります。タイアップ広告においては、直近で市場が増加傾向にある家庭用ゲーム領域へのアタック強化と、国内No.1 ゲームメディアを運営するゲームのプロとしての知見を活かした顧客に対するトータルソリューションの提案による案件あたりの単価増を目指してまいります。戦略に基づいた新規商材の開発や営業体制の構築を急ピッチで行っており、当社提案による大型新規案件の獲得や、大手ゲーム企業からの案件も対応しており、収益改善に注力してまいります。

このような状況ではあるものの、メディアセグメントにおける営業利益率は当期累計実績で 40%を超える高い水準にあり、引き続き収益の柱として取り組む一方で、新規領域を第二、第三の柱へと成長させるため積極的に投資を行う方針は継続してまいります。これにより、短期的にはメディアセグメントの収益改善、中長期的には新規領域の成長による企業価値向上を見込んでおります。

特別損失の計上

連結子会社である株式会社 DetonatioN に関するのれんに係る減損損失等を計上いたしました。株式会社DetonatioN は、国内屈指のe スポーツチーム「DetonatioN FocusMe」を運営しており、当社グループとしてもeスポーツ事業は中長期的な成長領域として積極的に投資を行っております。

株式会社 DetonatioN においては、VALORANT 部門のライアットゲームズとのパートナーシップ締結や e スポーツチーム「Crazy Raccoon」との業務提携等、子会社化を行った当初とは大きく状況が変化しており、投資機会も大幅に増えております。そのため、将来的な企業価値最大化を目的に、チーム強化のための投資を優先する方向で、改めて利益計画の見直しを行った結果、短期的な利益については減少し、連結において、のれん、固定資産等に係る減損損失を268 百万円計上することといたしました。なお、当該減損損失には既に将来取得することが決まっている株式によって生じるのれんも含まれております。

今後につきましては、競技シーンにおける強さと、2012 年から活動しているe スポーツのパイオニア的存在としてのコネクションや営業力を活用した BtoB ビジネスにおける強みを活かすと同時に、国内トップクラスの実力と人気を誇る「Crazy Raccoon」との業務提携を軸としたインフルエンサービジネスの強化により、中長期的な安定利益の確保と国内トップクラスのe スポーツチームとしての地位を確立していくという戦略を変わらず継続してまいります。


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