丸住製紙、新聞・出版用紙から撤退へ 同領域では業界4位
2025.2.21
印刷用紙事業を手がける丸住製紙は、新聞、出版などの用紙事業から近く撤退すると明らかにしました。デジタル機器の普及などで紙媒体の需要が減少したためとしています。
日本製紙連合会によると、2023年の新聞用紙の生産量は167万トン。丸住製紙は23年に17万トンを生産しており、業界内で4位。同社では新聞などの用紙事業の売上高が全体の7割を占めており、同事業を撤退するとなると会社全体の事業運営に大きな影響が考えられます。
従業員数は500人。共同通信の取材に対して、雇用や生産工場の存続について回答はなかったとのことです。