松竹、BS放送事業から撤退 開局からわずか3年
2025.2.28
松竹は、BS放送事業から撤退すると発表しました。事業参入時の計画に比べ、広告売り上げが伸びなかったことが理由とのことです。子会社を通じて設立した衛星放送事業者、BS松竹東急株の売却を検討中。松竹ブロードキャスティングの議決権保有割合は33.3%。松竹と松竹ブロードキャスティングが保有する議決権のない優先株を含めると、グループで発行済み株式の66.6%にあたる72億円分を出資しています。
松竹は、東急とともにBS松竹東急を2020年に設立し、22年3月に開局していました。
今後、BS松竹東急で発生する撤退費用は、同社筆頭株主の松竹ブロードキャスティングの完全親会社である松竹が、適切な範囲で負担する予定。松竹が負担する費用と、撤退費用が2025年2月期業績予想に与える影響は、現在精査中としています。