アドビ、広告制作効率化などを含むAIエージェント機能を発表
アドビは、世界最大級のデジタルエクスペリエンスカンファレンス「Adobe Summit」において、AIエージェントと製品戦略を発表しました。Adobe Experience Platform(AEP)にエージェント機能を搭載し、マーケター向けに用途別のAIエージェントの利用を促進します。
新機能とイノベーション
アドビは、初めてのブランドセントリックなAIエージェント「Brand Concierge」を発表しました。Brand Conciergeは、チャットボットやウェブベースのエージェントを進化させ、企業のブランド特性と顧客データに基づき、パーソナライズされた体験を提供します。
これまでに1兆件以上のエクスペリエンスデータがAEPを通じて活用されており、企業全体にわたるリアルタイムデータをコネクトし、優れた顧客体験を提供してきました。AEPは次世代のAIエージェントを活用する上で理想的なプラットフォームです。
Adobe Experience Platform Agent Orchestrator
アドビは、Adobe Experience Platform Agent Orchestratorを基盤とする用途別のAIエージェント群を発表しました。これにより、企業は複数のAIエージェントを構築、管理、および連携することが可能になります。
用途別のAIエージェント
アドビは、10の用途別AIエージェントを発表しました:
- Account Qualification Agent
- Audience Agent
- Content Production Agent
- Data Insights Agent
- Data Engineering Agent
- Experimentation Agent
- Journey Agent
- Product Advisor Agent
- Site Optimization Agent
- Workflow Optimization Agent
B2CおよびB2B向けAdobe Brand Concierge
次世代の消費者は、ブランドとの会話型体験に価値を見出しています。Adobe Brand Conciergeは、企業が没入感のある会話型体験を通じて商品の検討から購入まで消費者をガイドするAIエージェントを構築・管理できるようにします。
AIエージェントパートナーエコシステム
Adobe Experience Platform Agent Orchestratorは、企業にマルチエージェントの連携を実現するツールを提供し、さまざまなワークフローにAIエージェントの価値を拡張します。アドビは、Acxiom、Amazon Web Services、Genesys、IBM、Microsoft、RainFocus、SAP、ServiceNow、Workdayとの戦略的パートナーシップを発表し、幅広い分野でエージェント間のシームレスなユースケースの実行を可能にします。
アドビの最新イノベーションは、マーケターにインパクトのある顧客体験とオーケストレーションでのイノベーションを提供し、企業のデジタルビジネスを促進します。