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インプレスHD、MBOにより7月28日に上場廃止予定 業績不振などが背景

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インプレスホールディングスは、取締役会において株式合併による非公開化を決議したと発表しました。同社の支配株主である塚本慶一郎氏および有限会社T&Co.(合計で57.00%の株式を保有)のみを株主とする株式合併を実施し、7月28日をもって上場廃止となる予定です。買取価格は1株当たり210円を予定しており、5月12日の終値159円に対して32.08%のプレミアムが付いています。

同社は傘下にインプレス、エムディエヌコーポレーション、リットーミュージック、山と渓谷社などを始めとする複数のWebメディアや出版社を持つ持ち株会社です。ITエンジニアにとっては、書籍の「できる」シリーズやPC WatchやInternet WatchなどのWatchシリーズなどでよく知られています。

上場廃止の背景には、近年の出版業界を取り巻く環境の厳しさがあります。今回発表された決算で、同社は売上高が3年連続で減少、営業利益と経常利益は2年連続の赤字となりました。この同社の業績不振が上場廃止の最大の理由となっているようです。上場廃止をして、事業を再構成するなどして、再起を図るとのことです。


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