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PUBGなどの韓国ゲーム会社KRAFTON、ADKグループを約750億円で買収・子会社化

2025.6.24

KRAFTON ADK
PUBGなどのゲーム事業を展開している韓国のゲーム会社KRAFTONは、ADKグループを750億円買収することを発表しました。ADKグループは、2017年に投資会社のベインキャピタルに当時約1517億円で買収されており、ベインキャピタルはKRAFTONに約750億円で売却したことになります。

 

BCJ-31はADK Holdingsの親会社であり、ADK Group傘下に主要子会社を抱えています。今回の買収により、KRAFTONはADK Groupを連結子会社として組み込むことになります。

ADKは、300以上のアニメ制作委員会に参加した経験を持つなど、コンテンツ企画・制作能力に強みがあります。KRAFTONはADK買収の背景について、「急速に成長するグローバルアニメ市場との接点を通じて、ゲーム指向のIP拡張の相乗効果を追求する」と説明しています。

KRAFTONによるADKの買収は、日本におけるコンテンツ事業を拡大し、新たな収益源を開拓する試みとも解釈されています。また、「PUBG」のIPとアニメーションとのコラボレーションも期待されています。

KRAFTONにとって、今回の買収は日本市場での地位を拡大する機会にもなります。昨年、KRAFTONは日本のゲーム制作会社であるTango GameworksをMicrosoftから買収し、日本市場への最初の投資を行いました。

KRAFTONは今後、KRAFTONのゲーム事業能力とADKが長年培ってきた広告・メディア事業を連携させ、日本のコンテンツ事業全体に範囲を拡大する計画も明らかにしました。

KRAFTONのキム・チャンハンCEOは、今回の買収について「KRAFTONはADKとのコラボレーションを通じて、ゲームとアニメーションの様々な接点を継続的に発見し、両社の強みを有機的に組み合わせることで、グローバルコンテンツビジネスの新たな機会を創出したい」と述べています。


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