2012年の世界オンライン広告費、1000億ドルの大台を突破
2013.1.10
米eMarketerが現地時間2013年1月9日に公表したオンライン広告市場の調査によると、2012年における世界のオンライン広告費は前年比17.8%増の1028億3000万ドルとなり、初めて1000億ドルの大台を突破した。オンライン広告市場は今後も拡大を続け、市場規模は2013年に1184億ドル、2016年に1630億4000万ドルになると同社は予測している(図)。
2012年における全広告費に占めるオンライン広告費の割合は19.8%だった。同社によると、世界のオンライン広告費は2015年まで毎年2桁成長で増加し、オンライン広告費の割合は2016年時点で25.9%に達するという。
2012年に最もオンライン広告費が多かった地域は北米で、西欧がこれに続いた。2013年のインターネット利用者1人当たりのオンライン広告費は北米で168ドル、西欧で112ドルとなる見通しだ。
また現在、北米のオンライン広告費は世界全体の39%を占めている。今後はアジア太平洋地域や中南米の新興国市場で大きな伸びが見られるが、それでも北米や西欧の割合は大きく低下しないという。eMarketerが予測する2016年の北米の割合は36.7%、西欧は23.7%。一方でアジア太平洋地域は29.8%になるとの予測だ。中でもインドとインドネシアの市場が高い成長率で推移すると同社は見ている。
引用:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130110/448683/