ツイート

このエントリーをはてなブックマークに追加

↑PAGE TOP

TUNE、Googleと共同でアプリインストールの不正を防止

2017.11.30

tune google

北米最大手のモバイル効果の測定・分析ソリューションを提供する TUNE(読み方:チューン)は、本日、 Google と共同で取り組んできたモバイルアプリの広告不正(アドフラウド)対策の成果を発表しました。これは、クリックインジェクション( https://help.tune.com/marketing-console/analyzing-lag-time-between-click-and-install/?utm_source=3rdparty&utm_medium=pressrelease&utm_campaign=TUNE_Google_Click_Injection )として知られる Android 上で増加しているタイプの不正に対して根本的な解決をもたらすものです。


クリックインジェクションは、モバイルデバイスにインストールされたボットまたはマルウェアなどの人間でない動作主体が、正常なアプリインストールのアトリビューションクレジットおよび広告費を不正に取得しようと試みるプロセスです。これは、ユーザーがアプリをダウンロードしてから最初に起動するまでの間に、スクリプトまたはボットが偽の広告クリックを行うことによって発生します。2017 年には、世界中で支払われる広告費全体のうち 1390 億ドル( https://www.emarketer.com/Report/Worldwide-Ad-SpendingeMarketer-Forecast-2017/2002019 )がモバイル広告に使われ、推定 75 億ドル (https://totalaccess.emarketer.com/Login.aspx?ReturnUrl=%2fchart.aspx%3fr%3d212287&r=212287 )が米国のマーケターによってモバイルアプリのインストール広告に費やされると推定されています。TUNE は、クリックインジェクションがモバイルアプリのインストール不正全体の 30~40 パーセントを占め、マーケターの損失は 5~7 億ドルにのぼると推定しています。

このような拡大しつつある問題に対処するため、Google は先日新たに Play Install Referrer APIを立ち上げました。これにより、TUNE のような計測プロバイダーがアプリのエコシステムの中でクリックインジェクションを大幅に減少させることが可能になります。TUNE は、新たな Google Play リファラルデータを統合するモバイル計測ソリューションプロバイダーの一つです。新たな Google Play リファラルデータは、アプリのダウンロードが開始された正確な時間を TUNE Marketing Console ( https://www.tune.com/solutions/tune-marketing-console/ )に直接提供します。

アプリのインストール開始時間の詳細を明らかにする匿名データを有する新たな Google Play リファラルデータは、TUNE の誇るアプリアトリビューション分析と組み合わせることで、アプリが最初に起動した時間と、アプリのダウンロードから最初に起動するまでの間に発生したすべてのクリックとイベントを取得します。これにより、マーケターは、クリックインジェクションが引き起こす不正なアプリインストールを排除して正確な計測を行うことができます。TUNE を利用して Google Play 上のアプリダウンロードを計測しているマーケターは、顧客の真のダウンロードに影響を与えずに、不正なクリックインジェクションを識別して最終的には一掃できる新しいツールを手に入れることになります。

TUNE の最高経営責任者(CEO)であるピーター・ハミルトンは次のように述べています。「この 2 年間、 TUNE は、マーケターと広告パートナーの連携を可能にしてアドフラウドに対抗する新しいツールを構築してきました。そして現在、TUNE は最も細やかなアプローチで業界をリードしています」「それでもこの中で欠けていたのは、プラットフォーム自体と直接連携することでした。今回の Google との協業が大きな力を持つのはこのためです。この Google とのデータ接続は、不正なクリックインジェクション行為を根絶するためにまさに業界が必要とするものであり、これによってアドフラウドの 3 分の 1 近くが即座に消失するでしょう。Google の素晴らしいチームとの連携がこれからも継続し、マーケティングをこれまで以上に説明責任を果たせるものにすることを楽しみにしています」。

これは、Google Play 上で自分たちのアプリがダウンロードされるように時間と費用を使うマーケターとアプリ開発者にとっても大きな意味のある勝利です。毎年無駄に支払われているマーケティング費用のうち推定 70 億ドルは、質の低いトラフィックとモバイルアプリのインストール不正によるものです。クリックインジェクションの広告不正をなくすことによって、マーケターが Google Play 上で獲得する顧客の質も向上するでしょう。

TUNE Marketing Console および TUNE Fraud Prevention Solution が、どのようにしてアドフラウドのリスクを低減しつつマーケティングの取り組みへの注力を可能にするかについて詳しくは、こちら ( https://www.tune.com/solutions/tune-marketing-console/mobile-ad-fraud-detection-prevention/?utm_source=3rdparty&utm_medium=pressrelease&utm_campaign=TUNE_Google_Click_Injection )で確認できます。
                                      

TUNE について

TUNE は、モバイルマーケティングのリーディングカンパニーとして、スマホアプリの新規ユーザー獲得から既存ユーザー活性化までをサポートするマーケティングプラットフォームであるTUNE Marketing Console をマーケターに提供しています。TUNE Marketing Console は、多くの高収益を上げるアプリの運営企業などに採用されています。TUNE はペイドメディア、オウンドメディア、アーンドメディアに渡る効果計測やアトリビューション分析をTUNE Marketing Console という一つのソリューションに統合します。 TUNE は本社を米国ワシントン州シアトルに構え、全世界 9 箇所にオフィスを開設、全従業員数 300 名以上 を有しています。日本では 2013 年からビジネスを展開し、日本オフィスは 2016 年 1 月に東京に開設しました。TUNE のソリューションは、モバイルマーケティングの効果測定検証のために、エクスペディア、セフォラ、エレクトロニック・アーツ、CVS、サブウェイ、ニューヨーク・タイムズ、LINE を含む多数のグローバル企業に採用されています。
詳細は https://tune.com/ でご覧いただけます。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加