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トライステージとフュージョン、CRM支援でタイに進出

ダイレクトマーケティング企業を支援する株式会社トライステージ(本社:東京都港区、代表取締役:丸田 昭雄、証券コード2178、以下「当社」)は、総合マーケティングサービスプロバイダであるフュージョン株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:佐々木 卓也、証券コード3977、以下「フュージョン社」)との協働により、タイのテレビ通販企業に対し、CRM(※1) 施策を提供し、リテンション(※2) 領域における新ビジネスの構築を支援します。

支援先は、当社グループ会社であるタイのテレビ通販最大手TV Direct Public Company Limited(本社:タイ国バンコク、以下、「TVD社」)です。同国市場が成熟期に向かうなか、同社はトップシェアの維持に必要な成長力を確保するために、顧客DB(データベース)を活用する新たなビジネスの構築を開始しました。

同社が保有する顧客DBは業界最大の380万人規模であり、購買データの分析やCRM施策を通じて、「顧客生涯価値(Life Time Value)の最大化」を目指すことで、顧客DBが利益の源泉に変化します。

日本のテレビ通販市場では顧客に対するリテンションが重視されますが、タイ市場ではまだその認識が浸透していません。最近まで成長過程にあったタイ市場では新規顧客の獲得が容易であったため、リテンション領域で創出できる利益に対し、意識が希薄です。

TVD社は日本市場の成功事業モデルを他社に先駆けて導入することで、リテンション領域における新ビジネスの構築がより確実になると判断し、その支援を当社とフュージョン社が協働して担うこととなりました。

フュージョン社は、クライアント企業が持つ膨大な顧客の消費行動データ等のいわゆるビッグデータを分析し、その結果に基づき、顧客それぞれの嗜好に合致した商品やサービスのプロモーション実施などを通じて、顧客と企業の関係性の最適化を支援しています。分析結果を活用、サポートし続けるためのシステム構築も手掛けており、テレビ通販に関するノウハウを保有する当社と協働することで、テレビ通販事業の特性を活かした独自の事業モデルを追求することができます。

また、リテンション領域において利益を最大化するためには、プロモーション施策と併せ、生産性向上を助けるシステム化が不可欠です。今後両社では、TVD社がタイのテレビ通販市場で初めて、マーケティングオートメーション(※3) を実現する支援フェーズまでを視野に入れて、同社をサポートしていきます。

今回の支援実績は、フュージョン社にとっても、初めて本格的に海外のクライアント企業に対してソリューションを提供する事例となり、また当社にとっても、商品販売事業以外の企業に対する初めての海外進出支援となります。相互に連携を深めながら、それぞれの強みを活かした協力関係を構築し、両社協働の結果を大きく育てることで、タイのテレビ通販市場発展に貢献していきます。


※1 顧客との関係を構築・管理するためのマネジメント手法。
※2 既存顧客との関係を維持していくためのマーケティング活動であり、CRMはその一部。
※3 顧客を選別し、顧客ごとに合った適切なタイミングや手段で購買を促し、購買後のフォロー活動を自動化する仕組み。


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