サイバーエージェント、インターネット広告における全配信データをいつでもWebで閲覧可能な「CA Dashboard」の提供開始
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)はインターネット広告事業において、広告主がインターネット広告の全メディア配信データを統合して可視化できるビジネスインテリジェンスツール「CA Dashboard(シーエーダッシュボード)」を開発し、β版の提供を開始いたしました。
現在、国内のインターネット広告市場は1.5兆円に達し、そのうち運用型広告は約9,400億円の規模に拡大するなど(※)企業のマーケティング活動において不可欠となっていますが、運用型広告における配信手法の多様化により、企業は複数メディアを横断した広告配信と、各々の配信データを統合し広告効果を最大化させるための最適な予算配分が必要となっております。また、インターネット広告ではメディアごとの配信フォーマットとアルゴリズムの理解が重要となっており、広告クリエイティブの運用では、これらの変化に合わせたクリエイティブの量とスピードが求められています。
このような背景のもと、当社ではインターネット広告に特化したビジネスインテリジェンスツール「CA Dashboard」を開発し、広告主に向けて提供を開始いたします。企業のインターネット広告配信において、全メディアの広告配信データを統合して可視化することで、メディア毎の課題抽出や広告クリエイティブの効果、インプレッションの減衰など多様な切り口で広告効果を確認することができ、予算配分の最適化に役立てることが可能です。また、これらのデータは企業の担当者がいつでもWebで閲覧が可能なほか、従来のエクセルレポートでは表現が難しかった動画広告フォーマットも、Webレポート上で動画再生することができるようになりました。
「CA Dashboard」によって、現在当社が作成する顧客提出用レポートのうち全体の9割を占める日別レポートを、エクセルからWebにシフトし、9月までに全顧客への導入を進めてまいります。本ツールでは前日分までの広告配信データが自動でWebに反映されるため、従来エクセルレポートの作成に関わっていた人的リソースを最適化し、広告効果を最大化させるための施策実行に有効活用するとともに、広告配信の透明性向上を図ります。
今後はさらに新機能の追加を予定しており、当社は今後も高い技術力を生かした商品開発及び新しいマーケティング手法の提供を始めとした様々な取り組みを通して、企業の広告効果最大化に尽力してまいります。
※2017年「日本の広告費」より