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サイバーエージェント、サイト滞在時間を最大化しブランド認知率向上へブランディング広告向けDSP「Skyrocket」提供開始

Skyrocket

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)はアドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオにおいて、ブランディング広告で重要指標となるサイト滞在時間を最大化するDSP「Skyrocket(スカイロケット)」の提供を開始いたしました。サイト内行動データの分析を元に、ユーザー毎に入札単価が最適化されるアルゴリズムを用いて、費用対効率のよいサービスを提供いたします。

背景

現在、ブランド企業のデジタル広告活用が進んでおり、企業やサービスのブランド認知率を高めることを目的としたブランディング広告は更なる需要拡大が予想されています。ブランディング広告を実施する企業の多くは、ユーザーに商品やサービスの理解を深めてもらうことを目的としており、クリック数やクリック率を用いた短期的な指標による誘導ではなく、企業のサービスや商品に興味を持っている良質なユーザーをどのように効率よく誘導するかという課題があります。また、自社サイト誘導後はユーザーにコンテンツを見てもらうことが重要となるため、広告配信媒体とは別に計測ツールを導入しサイト滞在時間や離脱率を分析している企業も多い一方で、計測ツールで得られた分析結果を広告配信に反映するためには人の手に頼らざるを得ず、作業時間を要するためリアルタイムで広告配信に活かすことが難しい状況でした。

Skyrocketの概要

このような背景のもと、サイト滞在時間を最大化するブランディング広告向けDSP「Skyrocket」は上記2つの課題解決を目指し、サイト滞在時間の長いユーザーを「企業の商品やサービスに興味があり、コンテンツをしっかり見る質の高いユーザー」と定義し、例えば良質なユーザーには入札単価を高めて誘導を行うなど、サイト訪問後のユーザー行動を計測・分析しながら滞在時間の長さに応じて入札価格を調整可能なサービスを提供します。興味関心の高いユーザーを自社サイトに積極的に誘導することで、サイト滞在時間の最大化とブランド認知率の向上に貢献してまいります。また、「Skyrocket」ではサイト滞在時間1秒の獲得効率にも着目しており、「CPC/サイト滞在時間」を「サイト滞在時間1秒を獲得するために必要なCPC」として獲得効率の指標とし、この値が低いほど費用対効果が高いと考え、最適な入札調整を行ってまいります。

特徴

①すべての流入経路毎のサイト滞在時間を計測
②ユーザーのサイト滞在時間の長さに応じた、入札単価の最適化
③訪問ユーザーのサイト滞在時間の最大化と、滞在時間獲得の効率化

Skyrocket

なお、今回実装した配信エンジンは人工知能のアドテクノロジー活用をはかる当社のAI研究組織「AI Lab」と共同開発したもので、サイト内におけるユーザー行動の分析をもとに直帰傾向や滞在時間そのものの傾向予測を行い、それらの予測結果を利用して入札価格を決定する独自のアルゴリズムを開発し実用化いたしました。

「Skyrocket」は、ブランディング広告における課題に対してサイト滞在時間を最大化させるという新しい切り口でアプローチし、自社サイト内のコンテンツに興味を持つ質の高いユーザーを誘導することで、ブランド企業のマーケティング活動に貢献してまいります。

※「AI Lab」は、人工知能を活用したアドテクノロジーの広告配信技術の研究・開発を目的に2016年1月に設立したAI研究開発組織です。
※「アドテクスタジオ」は、サイバーエージェントグループのアドテクノロジー分野をはじめ、AI・ロボットサービス分野における各サービスの開発を行うエンジニアの横断組織です。2013年10月1日に設立し、現在では4つの子会社を包括し、約200名のエンジニアによって、RTB広告を支えるSSPやDSP、AI・ロボットサービス事業など約20のサービスを提供しています。


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