Appier、MAツール「アイコア」に新しいレコメンドエンジンを搭載
AI(人工知能)テクノロジー企業のAppier(エイピア、以下Appier、本社:台湾、共同創業者/CEO:チハン・ユー)は、AI主導の先行型(プロアクティブ)マーケティング・オートメーション・ツール「AIQUA(アイコア)」に最先端のAIアルゴリズムに基づく「レコメンドエンジン」を改良しました。この機能は本日12月18日から利用可能です。
アイコアとは
「アイコア」は、AIを活用することで企業の保有するデータを分析し、ターゲットオーディエンスの行動傾向、趣味嗜好などをもとに適確なセグメントを行います。このセグメント情報により、自社のWebサイトを訪問する顧客に最適なコンテンツやオファーを先回りして提示し、機会ロスを低減させます。アイコアが高度にパーソナライズしたメッセージやオファーを、デバイスを横断して提供することで、マーケターは顧客のライフタイムバリュー(LTV)を向上させることが可能です。
MAツールに対するマーケターの懸念
デジタルマーケティング業務を効率化させるためにMAツールを導入する企業の数が増えています。一方、MAツールを導入したマーケターの中には販売促進の機能であるレコメンドエンジンの精度が不十分なために、機会損失やCPAが下がらないといった課題や、消費者の行動情報が不足しているためにレコメンドが機能していないといった課題があります。
アイコアのレコメンドエンジンの特長
Appierは、こうしたMAツールのパフォーマンスにおけるマーケターの課題や懸念を解決するため、アイコアのレコメンドエンジンを改良しました。
既存のレコメンドエンジンは商品詳細ページに来訪した事実しか活用していない場合が多いのに対して、アイコアのエンジンは、自社のウェブサイト内外での消費者の行動履歴、購入履歴、他の顧客の行動傾向、商品詳細を開くまでの軌跡や頻度をAIによって詳細に分析します。
これにより顧客のカスタマージャーニーの各ステップでAIが最善のレコメンドを提示したり、パーソナライズしたメッセージを配信することができるようになります。アイコアを使えば、特定の顧客セグメントに人気の商品やコンテンツをレコメンドすると同時に、顧客の好みに合致した複数の商品情報を配信することで、LTVを向上させることが可能です。