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GroundTruth、位置情報を活用した広告マーケットプレイスに関する特許を取得

2019.1.24

ロケーション テクノロジーの先駆者であるGroundTruth, inc(本社:ニューヨーク州、CEO Sunil Kumar, 以下「GT」)は、この度、出願しておりました、モバイルユーザーのロケーションを予め定義された場所に変換し、その場所および他の要因に基づいて入札できるモバイル広告マーケットプレイスに関する特許を、日本国内において取得したことをお知らせいたします。


今回、GT が新たに取得した特許、「マーケティング上のモバイル広告供給に関するシステムと方法」によって、ロケーション広告配信を、ターゲティングの正確性・透明性を確保した、リアルタイムな運用を実現しています。

GroundTruth

■ 今回取得した特許技術の主な内容

POI(※1)ごとに、円や建物、場所など様々な種類や形状のポリゴン ジオフェンスを生成するシステム(Blueprints ※2)
広告リクエスト等で提供される地理的座標を、上記ポリゴン ジオフェンスによって予め定義された場所の情報とマッチングするシステム
場所および他の情報が付随された上記広告リクエストに対して、それらの情報をトリガーに入札できる、広告マッチング/広告ランキング システム

■ 開発の背景
 デジタルマーケティングの歴史は、最先端のターゲティングおよび分析技術とそれを支えるプラットフォームの進化なくして語ることはできません。ターゲティングも、枠(サイトやアプリ)から人(オーディエンス)へと変化し、顧客層を詳細に選定、自由に管理できる仕組みが開発されてきました。近年、スマートフォンの普及に伴い、位置情報を活用した新たなデータセットが誕生し、消費者のオフラインでの行動に基づくデジタル マーケティング手法が、世界的にも注目を集めています。一方で、既存のターゲティング技術の主流である”来訪を施設の中心点から半径で定義”する曖昧さが疑問視されてきました。

 GT は、ロケーションデータを用いたマーケティング テクノロジーの領域を牽引し、マーケットプレイス型のロケーション広告配信プラットフォーム「Ads Manager」の開発に尽力してまいりました。

 今回、新たに取得した特許技術により、「オフラインのデータを活用した精度の高い、透明性を持ったロケーション広告キャンペーンの自由な運用」が、Ads Manager 上で可能になりました。ユーザーの行動を単調な半径ではなく、商業施設や公共施設等の境界に沿ったポリゴン ジオフェンスで把握し、また広告リクエストで提供される地理的座標を”意味ある場所の情報に毎回変換”することで、ターゲティングの正確性はもちろん、透明性を持ったリアルタイムな運用を実現しています。

■ 展望
 GT は、今後、SMB 領域へとAds Manager を展開するとともに、広告マーケットプレイスをさらに強固にするため、多様なアプリ媒体社・事業者との連携をより推進してまいります。Blueprints を活用した媒体社向けのデータサービス及びダッシュボードの提供を予定しており、媒体社自身のユーザーのオフラインでの行動分析やアプリ内の機能・サービスの拡充などに活用できるようになります。

■ 新たに取得した特許
発明の名称: マーケティング上のモバイル広告供給に関するシステムと方法
特許番号: 6386170
特許取得日: 平成30年8月17日
発明者: ルオ フイタオ、カトリ ニシャント、ムッティネニ プラカッシュ、他

(※1)「POI」とは、「Point of Interest」 の略であり、地図上の特定のポイント(場所)を意味します。
(※2)「Blueprints」とは、GT が提供する「地理的領域をポリゴン ジオフェンス」する境界定義システムです。

GroundTruth について

 GroundTruth は、ロケーションを主要な情報源として活用し、オフラインでの訪問やセールスを促進する、世界屈指のテクノロジー企業です。私たちは”ロケーション”が生み出す力を信じています。人々のオフラインの行動を独自のBlueprints テクノロジーと紐付けることによって、ブランドの構築や、売上の増加など、ビジネスの成長をサポートする様々なマーケティング活動が可能になります。GT は、そのデータおよびテクノロジー基盤によって、世界中21カ国で年間300億回以上の訪問計測を行っています。


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