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Appier、ファイナンス部門のシニアバイスプレジデントに元DeNA執行役員の橘 浩二氏が就任

2020.6.10

Appier

AI(人工知能)テクノロジー企業のAppier(エイピア、共同創業者/CEO:チハン・ユー、以下Appier)は、財務体制の強化を目的として、ファイナンス担当のシニアバイスプレジデントとして元ディー・エヌ・エー執行役員の橘 浩二(たちばな こうじ)が就任したと発表しました。橘は、数々の企業での企業財務の最適化における経験を活かし、Appierの経理・財務部門を統括するとともに投資家との円滑なコミュニケーション、効果的な財務計画の実行に責任を負います。

AppierのCEO兼共同創業者であるチハン・ユーは「Appierのような成長段階の企業が必要としている財務を牽引・管理する経験を有する橘氏はAppierにとって重要な役割を果たしてくれると確信しています。Appierは、顧客基盤が拡大を続けています。そして当社の顧客が世界的な新型コロナウイルスの大流行に対応しながら取り組んでいるデジタルトランスフォーメーションを支援しており、Appierの事業全体に勢いがあります。われわれは優れた人材の採用、迅速な製品改革に注力し続けています。橘は、経営層、取締役と連携し、重要な節目となるAppierの次の成長の最大化に取り組みます」と述べています。

橘は、東京大学法学部を卒業後、1997年に野村證券に入社し、資金調達やIPO(新規株式公開)をサポート、10年後、官公庁に転職し、経済産業省資源エネルギー庁にて国有資産の売却を担当しました。また、独立系投資アドバイザーとして投資業務に従事した後、2011年にDeNAに入社し、執行役員としてコーポレートファイナンス部門を率いてM&A戦略、財務、経理、広報、IR、社内ITなどを担当しました。

Appierは、2019 年11月にシリーズ D ラウンドで TGVest Capital、HOPU-ARM Innovation Fund、Temasek 傘下のPavilion Capital、Insignia Venture Partners、JAFCO Investment および UMC Capital から総額8,000 万米ドル(約 86 億8千万円)の資金調達を実施、Appier の累計調達額は 1 億 6,200 万米ドルに達しました。今回調達した資金は、世界市場での事業拡大、グローバル人材の獲得、デジタルマーケティング領域以外の産業向けの AI アプリケーション開発強化に活用されます。

Appierの財務担当シニアバイスプレジデントに就任した橘は「Appierがアジア太平洋地域全体で成長を続け、さらなるグローバル展開の実現に取り組んでいる中、そのメンバーになれたことを嬉しく思います。Appierのスピードと規模で成長している企業は、財務を含むビジネスのあらゆる分野で将来性を一貫して確保する必要があります。チハンと経営陣の財務業務の合理化と強化を支援し、最適な成果を上げることができる機会を得られたことを嬉しく思っています」と述べています。

Appierは、2019年末に発表された8,000万米ドルのシリーズD資金調達ラウンド以来、継続的に成長しています。2020年、Google台湾の元代表であるLee Feng Chien博士を取締役会のメンバーとして、また国立台湾大学のShou-de Lin博士をチーフマシンラーニングサイエンティストとして同社の技術リーダーシップチームに招いています。新たな資本とますます強力な人材基盤を持つAppierは、AIを誰もが簡単に利用できるようにするというミッションを継続しています。


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