インテージ、テレビCM予算のエリア配分最適化サービスを提供開始
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩、以下:インテージ)は、テレビCM出稿金額の最適なエリア配分を算出することでテレビCMリーチの最大化を実現する「AREA Optimizer」をリリースしました。
本サービスは、全国82万人(2020年6月1日時点)のテレビ視聴データ「Media Gauge® Dynamic Panel®*1」をもとに「エリア毎のリーチシミュレーションモデル」を作成し、ターゲットリーチ最大化を目的とした出稿金額のエリア配分の算出が可能になるものです。
昨今、デジタル領域でのデータ活用はめざましい進歩を遂げています。一方で、テレビCMも広告予算が非常に大きく効率化のインパクトも大きいにも関わらず、流通しているデータのサンプルサイズや対応エリアが限定的であり、データを活用した改善の効果も限られていました。特に、CM出稿エリアに対してテレビデータの対応エリアが不足している点は、データ活用の大きな障壁となっていました。
そこで、インテージはCM出稿予算が「エリア→テレビ局→出稿枠」の流れで配分されていくことから、効率化の効果が最も期待できる「エリア」の配分に着目し、本サービスをリリースいたしました。
インテージは既に、テレビCMの詳細な結果を確認しボトルネックの把握ができる「全国エリア別CMアクチュアルレポート*2」の提供を開始しておりますが、状況把握に特化した全国エリア別CMアクチュアルレポートと意思決定に特化したAREA Optimizerの提供開始により、テレビCMプランニングの意思決定⇒評価⇒改善を全国で実現することが可能となりました。
今後も弊社は、出稿枠の最適化ソリューションなどのテレビCMプランニング効果向上・最適化に関わるサービスの開発を予定しており、テレビCMプランニングに関わる皆様を支援してまいります。
*1 Media Gauge® Dynamic Panel®とは、日本全国約200万台(2020年6月1日時点)のスマートテレビ視聴ログ「Media Gauge® TV」と、株式会社ドコモ・インサイトマーケティング(以下DIM)が所有するdi-PiNK®(DMP)を推計して紐づけ、推定在宅情報や性年代などの属性を利用して人ベースに分解し、指定されたターゲットごとに統計処理を行うことで視聴者データを算出するサービスです。
Media Gauge TVとdi-PiNKの推定紐付けは、インテージがDIMに委託し、DIM内で加工・集計を行っています。DIMは個人情報を保有しない事業者であり、Media Gauge Dynamic Panelデータが個人情報に結び付けられることはありません。
また、Media Gauge Dynamic Panelの提供物は、匿名化・統計化されたレポートとなります。本サービスによって個人の特定につながることはありません。
*2 全国エリア別CMアクチュアルレポートとは、テレビCMの出稿GRP/リーチ率/リーチ人数/フリークエンシーやリーチ効率/ターゲット効率といった指標を全都道府県別・詳細なターゲット別に確認することができるサービスです。