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インティメート・マージャー、2020年通期決算は減収減益 〜純利益は約8割減益〜

インティメート・マージャー

インティメート・マージャーは、2020年度の通期決算を発表しました。売上高2,042,303千円、営業利益57,527千円、経常利益36,467千円、親会社株主に帰属する当期純利益20,053千円となりました。2020年第2四半期より連結決算のため、参考比較になるますが、売上高、営業利益、経常利益、純利益すべて前期を下回る結果となりました。

年明け以降、旅行業界やエンターテインメント業界を中心とする特定業種の広告費抑制の影響を受け、国内広告配信事業における顧客数、単価ともに低調な水準で推移しましたが2020年6月以降は、旅行業等一部のクライアントにおいて影響は残りつつも、イベント業やエンターテインメント業等の営業再開をしているクライアントからの受注は回復し、顧客数も若干の持ち直しを見せる結果となりました。

また、外出自粛要請やテレワークの浸透による、テレワーク環境を整えるためのサービスプロモーションのニーズも追い風となりました。成果報酬型ディスプレイ広告運用サービス「Performance DMP」については、マーケティング予算削減ニーズの高まりを受け、成果課金型のアフィリエイト広告が見直されている環境下でASP各社との連携を強化し、順調に売
上が伸長しました。

Select DMPについては、国内景気低迷の影響により一部契約解除も発生し当連結会計年度後半はアカウント数減少となりましたが、ターゲット企業リストに加えて、他社RPAツールと連携を行ったクライアントとのコミュニケーションまで一貫したサービスの提供を導入したことで、単価が上昇する結果となりました。

費用面においては、リモートワークを継続的に導入したことにより、交通費や会議費等を中心に販売促進費が減少した一方で、上場に伴う費用やリモートワークを前提としたオフィス有効活用のためのレイアウト変更に伴う一時的な費用の発生、積極的な人材投資による人件費の増加等の影響を受け、前期に比べ若干増加する結果となりました。


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