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スマートニュース子会社、ノンフィクション特化のサブスク型サービス「SlowNews」を提供開始

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スマートニュースの子会社であるスローニュースは、ノンフィクションに特化したサブスクリプション型Webサービス「SlowNews」( https://slownews.com/ )の提供を開始しました。ノンフィクションの傑作や話題の本、国内外の長編記事など厳選したコンテンツをお届けします。利用料は月額1,650円(税込)の定額制です。

1、各賞受賞作や日本初の海外メディア翻訳記事など厳選されたコンテンツ
「ネットと愛国」(安田浩一著、講談社刊/講談社ノンフィクション賞受賞)、「軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い」(松本創著、東洋経済新報社刊/講談社 本田靖春ノンフィクション賞受賞)など話題の書籍や時代を超えた傑作、ノンフィクションや調査報道の長編記事を厳選して配信します。

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書籍は、サービス開始時には、岩波書店、KADOKAWA、講談社、光文社、東洋経済新報社、文藝春秋の6社の協力の下、100冊以上のノンフィクション作品を掲出します。
記事は、The New York TimesやThe Guardianなど海外メディアの調査報道の翻訳記事を収録。中でもオンラインメディアとして初めてピューリッツァー賞を受賞した米国「ProPublica」(*)の記事は、世界で2番目、日本で初めて「SlowNews」が提供します。また国内ではニュース週刊誌「AERA」(朝日新聞出版)から人物ノンフィクション「現代の肖像」の話題作が配信されます。
書籍をはじめ配信作品は随時、追加、更新をしていきます。

(*) ProPublicaは、調査報道が民主主義にとって重要であるという信念を持って、米国で2007年から2008年に設立された非営利のニュースルームです。100人以上のジャーナリストで構成され、政府と政治、ビジネス、刑事司法、環境、教育、ヘルスケア、移民、テクノロジーを含む幅広いトピックをカバーしています。ProPublicaの運営は主に寄付によって行われ、2010年にはオンラインメディア初となるピューリッツァー賞を受賞しています。

2、ウェブベースで利用可、横書き表示でスマホでも読みやすい
サービスはウェブベースで利用でき、アプリのダウンロードは不要。スマホやPC、タブレットなどマルチデバイスで閲覧いただけます。コンテンツは横書き表示を基本とし、ウェブの読み物に親しんだユーザーが読みやすい画面設計となっています。本や記事は3,000~7,000字ごとに区切って配信することで、隙間時間に気軽に読み進めることができます。フォントサイズや背景色の変更、縦書き表示への切り替えも簡単で、ユーザーは好みの画面にカスタイマイズいただけます。

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3、コンテンツを読んで、ジャーナリズムの持続的な発展を支援
スローニュースが調査報道に取り組むジャーナリストへ、取材費用の支援などを行う「調査報道支援プログラム」から、プログラム参加者が提供する記事をオリジナルコンテンツとして独占配信します。高橋ユキ氏、宮下洋一氏、横田増生氏、吉田千亜氏ら、各賞受賞者や注目のジャーナリストが長期間の取材に取り組んだ作品を配信する予定です。本サービスの収益の一部は「調査報道支援プログラム」に使用し、ジャーナリズムの最も重要な役割を担う調査報道が継続的に生み出される環境づくりに取り組みます。

今回の新サービス開始にあたり、スローニュース代表の瀬尾傑は「時間をかけて取材をする調査報道はジャーナリズムの最も重要な役割のひとつです。その調査報道を支えるエコシステムをつくりたい。ーーSlowNewsはその思いからスタートしました。ノンフィクションの傑作や海外メディアの話題記事、そしてSlowNewsのオリジナル作品が、複雑な社会を多様な視点から伝えます。分断する世界をつなぐ共感を生み出すストーリーをゆっくりとお届けします」と話しています。

またThe Guardianライセンシングマネージャーのジェレミー・ウィルコックス氏は、
「SlowNewsのサービスを通して、Guardianがライセンス提供するロングリードの記事を配信することになりました。私たちは、日本において国際的な調査報道ジャーナリズムを発展させるというSlowNewsのミッションに関与できることをうれしく思います」とのコメントを寄せています。


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