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サイバーエージェント、エイベックスの筆頭株主に

サイバーエージェント エイベックス

エイベックスは、サイバーエージェントを処分予定先とする第三者割当による自己株式の処分を行うことを発表しました。今回の第三者割当の実施によってサイバーエージェントのエイベックス株の保有率が5%弱から12%強に上がり、筆頭株主となります。

実施理由(エイベックスより)

アーティスト、タレント、アニメ、ゲーム等のコンテンツを創造する企業として、エンタテインメント市場における環境の変化を捉え、様々な形でのヒット創出に向けて取り組んで参りました。
また、今後もテクノロジーの進化によりお客様のエンタテインメントの楽しみ方が大きく変化し、より一層、音楽ストリーミングサービスや映像配信サービス等といったデジタルサービスを通じたお客様への価値提供の機会が拡大していくと予想しております。

こういった流れに対応するためにも、スピード感を持って事業に取り組んでいく必要があると感じており、自社のサービスのみならず、他社のサービスもより一層活用しながら、ヒット創出を目指していきたいと考えております。加えて、近年、ヒット創出のために必要となる資金の規模や収益化までに要する期間も従来に比べ大型化・長期化しており、特にコロナ禍でライヴ事業等の遂行が厳しくなっている当社の直近の状況やこの後の見込み等を踏まえると、強固な事業基盤と財務基盤を有する外部パートナーとともに共同で事業を展開していくことが重要であると認識しております。

多数のデジタルサービスを展開しているサイバーエージェントと当社グループは、音楽配信サービス「AWA」を共同で展開するほか、同社が運営するサービス「ABEMA」における当社タレントの番組出演やアーティストのオンラインライヴの配信や、共同でのゲームイベント「RAGE」の開催等、既に幅広い協業や取引関係があります。また、当社とサイバーエージェントは、強固な信頼関係を構築する過程において、前記「AWA」の事業展開を合弁会社で強力に推進することを目的として、2014 年 11 月に、当社が同社に対し自己株式 2,000,000株を割り当てる資本業務提携契約を締結しており、この第三者割当により、同社は当社の発行済み株式の約4.4%を保有しております。

今後も、当社のタレント、アーティスト及びその楽曲、アニメ作品等より多くのコンテンツをサイバーエージェントが保有する「ABEMA」等のプラットフォーム上に展開していくのみならず、同社のデジタル分野における人的リソース、ノウハウ、ネットワーク等も活用し、両社間で新たなヒットコンテンツを創出して行きたいと考えております。


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