動画広告配信プラットフォーム「Dennoo」と「Xrost SSP」がRTB接続を開始

2014.6.19

Xrost SSPとの接続により、インバナーでの再生保証型の動画広告在庫が更に拡大

Dennoo Inc. は6月よりディスプレイ動画広告において XrostSSP との連携を完了した。これにより、ディスプレイ広告枠において、広告のビューアビリティを確保しながら動画広告配信を行う再生保証型の在庫がさらに拡大する。

■ ディスプレイ広告枠における表示保証型の動画広告在庫が拡大
デンノー株式会社（本社：東京都港区、代表梅田茂利）は、提供するビューアブルタイム・テクノロジーを基軸とした動画広告配信プラットフォーム「Dennoo」において、株式会社Platform ID （本社：東京都千代田区、代表取締役社長：清野賢一以下「Platform ID」）の提供する SSP である「 Xrost SSP 」と接続致しましたのでお知らせします。
当社動画広告配信プラットフォーム「Dennoo」は、広告枠がビューアブル※1な状態の時だけに動画を配信し、動画の実際の表示時間に応じて課金をする Cost-per-View※2 を基軸とした動画再生保証型の配信システムを提供しております。今回 Platform ID 社の提供する「Xrost SSP」と接続する事により、Dennoo を利用する広告主・広告代理店は「Xrost SSP」内のディスプレイ広告枠へ動画広告が配信されることになります。

※1 ビューアブル / 広告のビューアビリティの問題 (Ad Viewability)
米国インターネット広告業界団体のIAB（Internet Advertising Bureau）が定義するディスプレイ評価手法の一つで、ディスプレイ広告の50％以上の領域が1秒以上スクリーンに表示されたインプレッションを指す。
2013 年 6月にComScore 社は 54% のディスプレイ広告は視認される状態でなかった (ビューアブルではなかった)というリサーチを発表している。

※2 Cost-per-View
広告主が配信する動画広告において、動画がビューアブル、かつ、一定秒数以上に渡って再生された場合に広告費が課金される仕組みを指す。

■ Xrost SSP について
Platform IDが保有するオンラインとオフラインのデータを用いたターゲティング広告を中心に、ネットワーク内の広告枠へ高水準フロアプライスでの配信を行うことにより、媒体社の収益最大化を支援するツールです。「Xrost SSP」に搭載された機能の利用により、媒体社は複数のアドネットワーク・SSPを一元管理することができ、また、管理画面上で直接フロアプライスを調整することも可能です。「Xrost SSP」は、効率のよい広告配信を実現するとともに、国内法人媒体社を中心に随時インベントリーを拡大しています。

【Xrosとは】
「Xrost」は、広告主・媒体社・データプロバイダーのオーディエンスデータ活用を促進する、オープンなデータプラットフォームです。各社の SSP（Sell Side Platform：広告配信システム）・DSP（Demand SidePlatform：広告出稿システム）を接続することにより、オーディエンスデータを活用した広告枠収益最大化やデータエクスチェンジが可能となります。

※1 SSP　(Supply Side Platform）
媒体社の広告収益を最大化するためのプラットフォーム
※2 DSP（Demand Side Platform）
広告主の広告配信効果を最適化するためのプラットフォーム

■ 今後の計画 – 動画広告を適切な指標とともに更に拡大
今後、Dennoo は動画広告において、メッセージが届く時間が基軸となるビューアブルタイムの概念の推進を目的に、今後もPC・モバイルにおけるSSPの接続を更に加速していく予定です。また、広告配信先の拡大のみならず、動画広告の普及と適切な評価指標の確立のため、各事業者と連携を強化しながら事業を積極的に展開して参ります。