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電通デジタル、Cookieに依存しない計測基盤「X-Stack Connect」においてLINE・Twitter・TikTokとの連携開始

2022.12.16

電通デジタルは、デジタル広告におけるCookieに依存しない計測基盤「X-Stack Connect(クロススタック・コネクト)」において、LINE社の「LINE Conversion API」、Twitter社の「Conversion API」およびTikTok for Businessの「Events API」への連携を開始しました。

 これにより、従来対応しているGoogle 社とMeta社を含め、5つのプラットフォームで、従来のウェブサイトによるCookie計測ではなくサーバーのアクセスログやフォーム入力情報での計測に対応したサーバーサイド計測が可能になります。

電通

 世界的なプライバシー保護の潮流に合わせ、デジタル広告の計測を支えてきたCookieの利用に制限がかかる中、電通デジタルでは、Cookieに依存しない”Cookieフリー時代”に向けて、正しいユーザーのウェブサイト上の行動計測とそれに基づくマーケティング施策の最適化維持を可能にする計測基盤「X-Stack Connect」を2021年より提供しています※1。

 「X-Stack Connect」は、サーバーへのアクセスログやフォーム入力情報の収集・整形を型化し、汎用的に各プラットフォーマーへの接続を行うことで、持続可能性の高いコンバージョン計測を実現します。さらに、その基盤は広告主企業が保有するクラウド環境下で構築することを原則としているため、企業が取得した個人情報などのデータをセキュアな環境で利活用することが可能で、導入時には技術的なサポートだけでなくユーザーへの許諾取得等も含めたコンサルティングを行い、プライバシー保護に対する一気通貫なサポートを提供しています。

 これまで「X-Stack Connect」の対応可能なプラットフォームはGoogle 社とMeta社に限定されていましたが、この度新たに、サーバーサイド計測を実現するためのデータ送信機能としてLINE社より提供開始された「LINE Conversion API」、Twitter社の「Conversion API」、そしてTikTok for Businessの「Events API」に対応し、広告主企業の幅広いマーケティング施策に活用できる体制を整えました。

 なお本ソリューションは、2021年の本格提供開始から数多くの導入支援を行い、その実績としてGoogle 社における事例では、Server-Side Tagging for Google Ads※2のサーバーアクセスログ単体の場合で6.1%、従来のWebコンバージョンタグに比べ捕捉できるコンバージョン数が改善しました。さらにMeta社では、同社が提供する「Conversion API」の実装により、サーバーアクセスログ単体の場合で平均15%、フォーム入力情報もあわせて実装することで平均29%の改善結果が得られました。

 新たに対応するプラットフォームにおいては、LINE社とTwitter社では先行して実装実績があり、またTikTok for Businessにおいても今後本格的に広告主企業への導入を進め、Google 社およびMeta社同様の広告最適化の精度向上とコンバージョン数の改善を実現していきます。

 電通デジタルは、今後も「X-Stack Connect」の活用とさらなる機能拡充を行い、Cookieフリー時代における企業のプライバシー保護とマーケティングニーズに応えた持続的な成長を支援してまいります。

※1:電通デジタル、Cookieフリー時代の新計測基盤「X-Stack Connect」を本格提供開始(2021年7月14日発表)https://www.dentsudigital.co.jp/news/release/services/2021-0714-000940
※2:Server-Side Tagging for Google Adsは、Google 社の提供するタグ管理ツールGoogleタグマネージャーのサーバーコンテナを活用し、広告主企業のサーバー環境でコンバージョン計測を行う手法


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