ジーニー、リテールメディア向け収益最大化プラットフォーム「GENIEE RMP」の提供を開始
ジーニーは、小売・EC事業者が持つ消費者の購買・行動データを活用し、店舗・ECサイト内へ広告配信が可能なリテールメディア向け収益最大化プラットフォーム「GENIEE RMP」の提供を開始しました。
■背景と目的
米国のAmazonやウォルマートなどの世界的な小売企業のEC事業が急成長し、海外では「リテールメディア」が既に幅広く浸透しています。リテールメディアとは、小売・EC事業者が運営するECサイトや小売店の店舗に設置されているデジタルサイネージなどの様々なメディアを指します。米国におけるリテールメディア広告費は2024年には全デジタル広告費の19%を占める610億ドル(8兆円弱)、国内では3年後には約6倍の805億円規模に拡大すると予測されており、消費者との新たな接点としてリアル店舗、ECサイト上で様々な手法が展開され注目を浴びています。(※)
今後、リテールメディア市場は国内外で拡大していくことが予想されていますが、その背景として、昨今のWebユーザーのプライバシー保護の高まりが挙げられます。AppleやGoogleにて3rd Party Cookieの利用規制が強化されており、従来、広告配信や計測に用いられた3rd Party Cookieの活用に代わり、自社メディアで持つ1st Party Dataの活用の検討が活発化しています。
また、新型コロナウイルスの感染拡大により消費者の購買行動が変化し、リアルの店舗(オフライン)からECサイト(オンライン)への移行が進んだことも背景の一つとして考えられています。
ジーニーは今後拡大が予測されるリテールメディア広告市場に対し、リテールメディア向けプラットフォーム「GENIEE RMP」の提供を開始することで、小売・EC事業者の新規収益の創出・メーカーの次世代販促プロモーション機会の創出を支援していきます。
■GENIEE RMPについて
「GENIEE RMP」は、リテールメディアにおける広告出稿・配信機能を備え、小売・EC事業者の持つメディアへ組み込むことが可能です。メディアが持つ自社データやユーザー行動データなどを活用し、小売・EC事業者の収益最大化・メーカーの広告効果の最大化を実現します。当社の広告プラットフォーム事業で提供している媒体者向け収益最大化プラットフォーム「GENIEE SSP」と、広告主向け広告効果の最大化プラットフォーム「GENIEE DSP」のテクノロジーやプラットフォームの技術知見を活用し、小売・EC事業者向けに特化してサービスを提供します。
■GENIEE RMPの提供価値
「GENIEE RMP」はジーニーがこれまでに自社で開発した広告プラットフォームを基盤としており、導入により下記の効果が見込まれます。
小売・EC事業者のメリット
収益最大化・広告枠一括管理・レポート機能
オンサイト、オフサイトを横断した広告配信や柔軟なフォーマットに対応し、独自の配信ロジックによる収益最大化、広告枠の一括管理を実現します。弊社が持つ国内最大規模の外部広告配信による収益化のサポートも可能です。
また、直感的なUIや管理画面で完結するレポート機能を搭載しています。
収益最大化のための当社セールスチームによるサポート
当社セールスチームによる広告予算獲得、広告メニュー設計のサポートなど、プラットフォームの活用とともに担当がサポートし、より少ない工数で収益最大化を実現いたします。
広告主のメリット
独自ロジックによる入札の最適化により、購買数の向上・費用対効果の最適化を実現します。小売・EC事業者が持つ自社データを活用して柔軟なターゲティング配信ができるほか、また精度の高いマーケティングが可能です。
ユーザーのメリット
小売・EC事業者が持つ顧客データを活用した広告配信により、ユーザーのニーズに合わせて、関連性の高い商品を適切なタイミングで提案いたします。「GENIEE RMP」により顧客ごとに「欲しいときに欲しい物に出会える」機会をリアルタイムで提供し、より快適な購買体験を実現いたします。