ツイート

このエントリーをはてなブックマークに追加

↑PAGE TOP

電通ベンチャーズ、AIモデルのパフォーマンス管理プラットフォームを開発する米国「フィドラー社」に出資

fid

電通グループのコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ2号ファンド」(以下「電通ベンチャーズ」)は、予測・生成AIモデルの適切なモニタリング、透明性の向上及びガバナンスを実現するパフォーマンス管理プラットフォームを開発する「Fiddler Labs, Inc.」に、日本のファンドとして初めて出資しました。

近年、AIの利活用が急速に進展したことで、ビジネスにおいてアルゴリズムによる意思決定が果たす役割が大きくなる一方、AIの不適切な利用に伴う懸念が有識者等から示されています。AI・機械学習モデルは、しばしば透明性に欠け、予期しないバイアスを持つという課題があるためです。こうした背景を受け、AI利活用への規制を求める声が高まっており、企業は自社が運用するモデルやアプリケーションの倫理性を確保するため、モデルが導く結果の根拠を説明すること(Explainable AI※1)が求められています。

フィドラー社は、責任あるAI (Responsible AI※2)を実現するために、企業が運用するAIと機械学習モデルの作動や予測の詳細を可視化し、AI・機械学習モデルの根拠の分析とモデルパフォーマンス向上のための改善策について、具体的なインサイトを顧客企業に提供しています。またプラットフォーム上での継続的かつリアルタイムなモデルの作動状況のモニタリングによって、正確かつ迅速なバイアスの検出が自社で可能となり、企業のブランドやビジネスに生じうるリスクを軽減します。

今後、電通ベンチャーズは本出資により、フィドラー社のビジネス拡大を支援するとともに、電通グループの国内外でのAI領域の取り組みとのシナジー創出を目指していきます。

フィドラー社と電通ベンチャーズの概要は次のとおりです。

<フィドラー社の概要>
社名 Fiddler Labs, Inc.
本社所在地 米国カリフォルニア州パロアルト市
設立年月日 2018年10月17日
代表者 Krishna Gade(CEO)
事業内容 AIや機械学習モデルのモニタリング・分析・説明・改善を実現するモデルパフォーマンス管理プラットフォームの開発・提供
URL https://www.fiddler.ai/(英語のみ)
ブランドロゴ:

<電通ベンチャーズ2号ファンドの概要>
名称 電通ベンチャーズ2号ファンド(Dentsu Ventures Fund II)
ファンド総額 100億円
ファンド組成時期 2021年4月
運用期間 2031年3月までの10年間を予定
投資地域 国内外問わずグローバルに投資
投資ステージ シードからレイターまで幅広いステージに投資
URL https://dentsu-v.com/


  • このエントリーをはてなブックマークに追加