博報堂、タレントとLINE上で疑似コミュニケーションができるAIチャットボットサービスを開発
博報堂の広告事業を超えた新規事業開発を目指すミライの事業室は、株式会社Trippyとともに、大規模言語モデル(LLM)ChatGPTを活用したAIチャットボットサービス「タレントAI Chat」を開発しました。
タレントAI Chatは、実在するタレントと疑似的にLINE上でトークができるAIチャットボットサービスです。ユーザーはLINE上で「タレントAI Chat」を友だち追加することで、タレントのキャラクター性そのままの「タレントAI Chat」とトーク画面内で自由に会話を楽しむことが可能です。タレント本人の発言等を学習することで、タレントのパーソナリティをチャット上でリアルに再現します。さらにタレントの声をもとに機械学習した合成音声により、LINEトークのみならず、タレント音声によるコミュニケーションを楽しむことが可能で、まるで本物のタレントとコミュニケーションしているかのような新しい体験を提供します。
今後は、様々な企業・タレント・アプリとのコラボレーションを加速させることにより、テクノロジーを活用した新たなコミュニケーション体験 を生活者へ提供していくことを目指します。また、外部サービスとのAPI連携を進め、翌日の天気やスケジュールの通知、ユーザーが行きたいお店の場所や特徴の案内、アラーム機能など、様々な要望をチャットの文脈で理解し、タレントの声色に近い音声やテキストで通知するなど、生活者のニーズに沿った開発を進めていく予定です。
導入の第一弾として、今秋実施される日本テレビ系のキャンペーン「カラダWEEK」の特別企画に「タレントAI Chat」の採用が決定しました。カラダWEEK期間中に、食事管理アプリ「あすけん」や、視聴者参加型企画「47都道府県対抗ウオーキングバトル」で歩数や順位データを管理するアプリ「スポーツタウンWALKER」 と連携することで、参加視聴者がより健康的な生活ができるようにタレントAI ChatがLINE上でその人に向けた応援をしてくれます。