サイバーエージェント、ECサイト事業者・小売企業向け広告配信サービスの提供開始
サイバーエージェントは、ECサイト事業者および小売企業向けに広告効果と収益性の最大化を支援する広告配信サービス「CA Retail-X」の提供を開始しました。なお本サービスは、独自開発した日本語LLM(大規模言語モデル)をはじめとする生成AI技術を活用することで広告効果の最大化を目指しています。
背景
近年、プライバシーや個人情報保護の観点から、これまでターゲティングや効果計測に活用されていたサードパーティークッキーを規制する動きが強まっています。
その中で、小売企業が保有するファーストパーティーデータを活用し、広告配信を行うリテールメディアへの市場の期待が高まっています。
BCGの調査によると、アメリカのリテールメディア市場は今後5年間で毎年25％成長し、2026年には1,000億ドルの市場規模に到達すると予測されています。
また直近では、生成AI技術が世界的に注目を集めており、広告配信においてもキャッチコピーの自動生成などへのLLM技術の活用が期待されています。
概要
このような背景のもと、このたび生成AIを活用しECサイト内の検索結果ページに広告配信を行う「CA Retail-X」の提供を開始いたしました。
「CA Retail-X」では、小売企業がもつファーストパーティーデータを活用したターゲティングが出来ることに加え、同社が独自開発した日本語LLMをはじめとする生成AI技術を活用することでキャッチコピーを複数パターン生成し、ユーザーごとに適したコピーを配信いたします(※)
これにより広告主は、商品情報や特徴などの最低限の素材提供を行うだけでAB検証が可能となり、クリック率向上による高い広告効果が期待できます。
また、これらのターゲティングや生成AI技術を活用することで自社ECサイトの売上向上にも貢献し、広告効果と収益性の双方の向上支援をおこないます。
