ツイート

このエントリーをはてなブックマークに追加

↑PAGE TOP

朝日新聞社、24年3月期中間決算は増収減益 固定資産売却益36.2億円を計上

朝日新聞社 asahi

朝日新聞社は、24年3月中間決算を発表しました。連結・単体ともに増収減益の結果となり、売上高は微増ですが、営業利益・経常利益は大きく下げる結果となっています。一方で、最終利益は固定資産の売却益や昨年は約43億円を特別損失で計上していた早期割増退職金が無くなったことなどで大きく改善しています。

連結決算内容

売上高:1,321.82億円(昨同+1.0%)
営業利益:6.11億円(昨同△70.4%)
経常利益:35.59億円(昨同△39.2%)
純利益:51.23億円(昨同+406.8%)

単体決算内容

売上高:905.2億円(昨同+0.3%)
営業利益:2.39億円(昨同△85.2%)
経常利益:26.24億円(昨同△35.3%)
純利益:43.08億円(昨同は1.55億円の赤字)

固定資産売却益が純利益を後押し

業績自体は、売上は微増・横ばいの一方で、営業利益は連結で7割、単体では8.5割という大幅に下げる形となりました。経常利益もそれぞれ約4割の減少となりました。一方で、固定資産売却益36.24億円が大きく貢献し純利益は昨年同期よりも大きく改善される形となりました。

また、昨年は特別退職金で42.8億円を特別損失に計上していた部分がなくなったことも純利益増加の要因となっています。ただ、減損損失で10億円の処理なども行っていることが確認できました。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加