NTTデータとテラスカイ、Salesforceのセールス強化目的で資本提携
NTTデータとテラスカイは、「Salesforce」のビジネスを目的とする資本業務提携で合意したと発表しましたた。3年後にNTTデータが500億円のビジネス規模を目指し、テラスカイはグループ全体で3年間に合計170億円以上の売り上げを目指すと表明しました。
NTTデータが、テラスカイの株式と新株予約権を取得し、今後テラスカイが発行する株式の20.12%を取得する予定です。
両社は、この提携でSalesforceの国内パートナー企業としては、エンジニア数とライセンスの再販の規模においてナンバー1のグループを形成すると説明。テラスカイが強みとするSalesforce関連コンサルティングや技術力とNTTデータのシステム提供能力を連携させ、企業顧客の営業やマーケティング領域における顧客体験(CX)変革を支援すると表明しました。
具体的には、Salesforceビジネスに関する成長市場での新規サービスの企画・開発、相互のブランド力を生かしたデジタル人材の獲得と育成、アジア太平洋地域での共同事業展開、買収・合併の実現、相互の人材活用などを通じた各種プロジェクトにおける連携および製品・サービスの販売協力などとしています。
NTTデータ 代表取締役社長 佐々木裕氏のコメント
「テラスカイグループが当社グループの仲間に加わることを大変心強く思います。当社が日本事業を拡大させるために、Salesforceというデジタルテクノロジーでリーダーポジションにいるテラスカイとの協業は、最適な組み合わせであり、コンサル・導入・効果創出とエンド・トゥー・エンドで迅速かつ強力にお客様のビジネスを支援することが出来ると期待しています。またJSOL・クニエをはじめとしたNTTデータグループ各社だけでなく、今回当社がテラスカイ株式を譲り受けるNTTテクノクロスとも連携し、NTTグループトータルでSalesforceケイパビリティ拡大を推進していきます。」
テラスカイ 代表取締役社長 佐藤秀哉氏のコメント
「このたびの提携で両社が一緒にSalesforceマーケットをさらに拡大してくことを期待いたしております。国内外問わず、企業・自治体のDXを推進されているNTTデータには、それぞれの法人が抱える課題とその解決策に関する知見が多く集まっています。また、我々テラスカイとしては、多種多様な業種のお客様にSalesforceを始めとするクラウドサービス導入を数多く支援いたしております。両社の知見を合わせることでお客様、ひいては日本のDXの推進に貢献していきたいと思います。」