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朝日放送GHD、24年3月期は増収減益 売上原価増などで経常利益は73%減

2024.5.13

abc 朝日放送
朝日放送グループHDの24年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.9%増の904億5200万円となりました。営業利益は同67.9%減の8億3200万円、経常利益は同72.8%減の7億2300万円、最終損益は8億8400万円の赤字となりました(前の期は13億5400万円の黒字でした)。

放送・コンテンツ事業の売上高は、テレビスポット収入などは減少しましたが、ネットタイム収入やコンテンツ関連の収入が増加したことで、売上高が増加しました。費用面では、売上原価が629億600万円で、前年同期に比べて48億3800万円(8.3%)増加しました。販管費は267億1400万円となり、3億4700万円(1.3%)増加しました。固定資産売却益および投資有価証券売却益により特別利益1億2800万円を計上しましたが、減損損失、投資事業損失および投資有価証券評価損により特別損失12億5100万円を計上しました。

放送・コンテンツ事業の売上高は767億100万円となり、前年同期に比べ37億3400万円(5.1%)増加しました。テレビスポット収入などは減少しましたが、全国ネットのドラマ枠の新設などによりネットタイム収入が増加し、配信関連の収入やコロナ禍からの回復により催物収入などのコンテンツ関連の収入も増加しました。営業費用はテレビ制作やコンテンツ制作にかかる費用が増えて7.8%増加しました。営業利益は9億1700万円となり、前年同期に比べて16億8400万円(△64.7%)の減益となりました。

ライフスタイル事業の売上高は137億5100万円となり、前年同期に比べ3億1000万円(△2.2%)の減収となりました。これに伴い、営業費用は3.8%減少しました。営業利益は3億7300万円となり、前年同期に比べて6000万円(△13.8%)の減益となりました。

2025年3月期の連結業績計画では、売上高が前期比0.6%増の910億円、営業利益が同164.2%増の22億円を見込んでいます。


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